Baked Cheesecakeを作る(その1); スフレチーズケーキを作る part 1 : 日本が起源と言われるベークドチーズケーキの王道”スフレチーズケーキ”を焼いてみました。湯煎焼きの基本テクニックと焼き時間の公式。

スフレチーズケーキ

スフレチーズケーキ : Soufflé Cheesecake as Japanese Soufflé Cheese cake part1

スフレチーズケーキは、正式にはJapanese Soufflé Cheesecakeと呼ばれオリジンは日本だそうです。ベークドチーズケーキに使う生クリームを牛乳に変更して湯煎で焼き上げることでふんわりと仕上がるのが特徴です(カロリーも控えめになります)。スフレチーズケーキの焼成は、ほとんどのオーサーが湯煎で160℃ x 50~60分(表面が狐色に焼けるまで)を標準手法としているようです。

Ingredients: 材料と配合組成

使用する材料は、いつもの近所のスーパーで入手できる材料です。アプリコットジャムを表面にコーティングして少し味にインパクトを加えました。レモンエッセンスは香りが結構強いですので2~3ドロップで十分です。バターを加えて少し食感をリッチにしています。

IngredientsAmount for φ18 cm cake pan
Cream Cheese200 gram (1 pack)
Butter (salted)40 gram
Whole Milk80 gram
Lemon Essencea few drops
Lemon Juice10 gram
Egg Yolk (M)4 ea. ( 80 gram )
Cake Flour25 gram
Bread Flour25 gram
Cornstarch 16 gram
Egg Whites (M)4 ea. (120 gram)
White Wine Vinegar3 gram
Superfine Sugar90 gram
Vanilla Oila few drops
Apricot Jam 150 gram for frosting
クリームチースは、市販のもの1パック(雪印メグミルク)、バターは北海道バター、レモンジュースはサンキスト100%レモン、アプリコットジャムはアヲハタ55 アンズジャムを使用しました。使用する全卵の量はクリームチーズと1:1の等量配合です。

Instructions: 調理法

まず、springform panの底面と側面にクッキングシートを貼り付けます。スフレチーズケーキはpanの壁面を大きく超えて丈が伸びてきますので側面のクッキングシートは10cmの高さにします。次に、湯煎焼きの際に水が入ってこないようにアルミホイルで2重に底面をカバーしておきます。オーブンを160℃に予熱しておきます。
①クリームチーズ200グラム、バター40グラム、牛乳80グラムを大型の耐熱ボウルに入れ、Bain-marieで完全にクリームとバターを溶かして混合します。
②加熱を止めて、レモンエッセンス数滴とレモンジュース10グラムを加え十分に混ぜます。
③全卵を卵黄と卵白に分け、卵黄4個を加えて均等になるまで最小限に混ぜます。

Making batter : In advance, line parchment paper on the bottom and side of a φ18cm springform cake pan. The lateral paper shield needs 10 cm hight at least because a cake rises over the side wall of a cake pan. Then cover the bottom of the cake pan with 2 layers of aluminum foil overlapped. Preheat the oven up to 160C. ① Place 200 gram cream cheese, 40 gram butter, and 80 gram whole milk into a large bowl and warm it up over a double boiler (Bain-marie) on medium-low heat. ② Stir evenly until smoth. Then, remove fron heat and add a few taps of a lemon essence and 10 gram lemon juice. Stir evenly. ③ Separate 4 whole eggs to egg yolks and egg whites, and refregerate egg whites in a fridge until use. Dump 4 egg yolks into the cream cheese mixture and whisk evenly.

薄力粉25グラム、強力粉25グラム、コーンスターチ16グラムを上から篩い、スパチュラで丁寧に混ぜていきます。混ざったら室温で置いておきます。
⑤次にメタルボウルに卵白4個、白ワインビネガー3グラムを投入し、電動ホイッパー(low speed)で混ぜます。
⑥soft peakに達したら上白糖を30グラム加え、回転速度を上げて泡立てを続けます。90グラム加えますので3回この操作を繰り返します。
⑦stiff peakに到達したら泡立てを中止します。メレンゲの準備完了です。

Making meringue : ④ Sift 25 gram cake flour, 25 gram bread flour and 16 gram cornstarch over the egg yolk- cream cheese mixture. Fold it evenly until no powder chunk shown. Put it aside. ⑤ Place 4 egg whites and 3 gram white wine vinegar into metal bowl and electric-whisk at low speed. ⑥ When it gets into the soft peak form, adding 30 gram superfine sugar, continue to electric-whisk at high speed. Repeat the same procedure at 3 times until the sugar is exausted. ⑦ Stop whisking at the stiff peak form. The meringue has done.

⑧メレンゲを1/3ほどーズ混合液に加え、スパチュラで混ぜてなじませます。
⑨Go back methodに従い、メレンゲに上記を全部戻し今度はゆっくりと丁寧に混ぜて(fold)ていきます。メレンゲの塊がなくなって均一になる最小限の回数だけfoldを繰り返します。
⑩用意した焼型に生地を注ぎます。
⑪天板に乗せ、お湯を底面から1cmを超える深さになるまで加えます。
⑫160℃で60分ほどオーブンで調理します。時間は表面の焼き色を見ながら微調整します。この後、加熱を止めオーブンのドアを少し開いて(割り箸を挟んだ程度の隙間を作ります)予熱で20分位じっくりと中心部まで熱を加えておきます。
⑬オーブンから取り出して室温で冷まします。クッキングシートの油の跡から2cmくらい丈が縮んだことが分かります。

Preparing for oven-baking : ⑧ Dump 1/3 volume of the meringue into the cream cheese mixture and fold it with a spaula until well incorporated. ⑨ Accoring to go back method, return it back into the meringue in the metal bowl. Fold it gently to avoid deflating the meringue until no meringue mass shown. ⑩ Pour the batter into the prepared mold (pan). Tap the pan and release large air bubble with stirring by a stick. ⑪ Place the mold on the bking plate filled in hot water which requires 1cm depth at least. ⑫ Oven-bake in the hot water bath at 160C for about 60 minutes until the surface gets golden brown. Then turn off the oven and leave the cheese cake with the door slightly opned for about 20 minutes. ⑬ Cool it completely at room temperature although the cake loses its volume in the hight.

⑪市販のアプリコットジャムを一瓶鍋で煮込んで液化させて、ブレンダーで果肉を粉砕してピューレにします。
⑫ケーキの上面より注ぎます。このままモールドを外さずに3時間以上(できれば1晩)冷蔵庫に冷やしておきます。

Assembling : ⑪ Dump 1 cup of an apricot jam into a saucepan to dissolve over medium heat. Blend it into puree with a handy-blender. ⑫ Pour the puree over the cake. Let it chill with unmolded in a fridge overnight..

チーズケーキの焼き時間の公式
150℃~160℃ X 50~60分(表面が狐色に焼けるまで)
その後オーブンをオフにして若干ドアを開き気味にして予熱で20分位焼き進みを加える。

編集後記:スフレチーズケーキはメレンゲをしっかり立てると大きく膨らみますが、その分食感を失う(歯ごたえがなくなる)感じがします。私はこの感じが少し嫌です。シフォンケーキ同様にバターを少し加えることで物足りなさを補うことができるように感じます。仕上がりの食感は、ベークドチーズケーキと通常のスフレチーズケーキの中間くらいに仕上がります。ふわふわのスフレがお好みの方はレシピからバターを除けばスフレチーズケーキの標準レシピになります。うまくいけば10cmの高さまで膨らむかもしれませんよ。

Sponge Cakeを作る (その2); スイスロール(Swiss Roll)を極める part 1: 究極のスイスロールの生地を求める予備実験として小麦粉のタンパク濃度に注目、その他の材料の配合比と焼成時間を一律固定して作成した生地のタンパク濃度の変化に伴う断面構造の変化と折り曲げに対する強度を比較してみた。

スイスロールケーキ

ロールケーキ: Cake Roll ( Swiss Roll または Gateau Roule)

ロールケーキの正式名称(英語)はSwiss Rollで、フレンチペーストリーではGateau rouleに相当するようです。前回スポンジケーキの基本骨格の配合重量(gram)黄金比として、全卵(E)、砂糖(S)、小麦粉(F)の比率をE : S : F = 2: 1: 1 と暫定しました(これは多くの海外、国内のauthorのサイトを参照して最頻値と考えられたことを根拠としました)。ただしこれはグラニュー糖を用いた比率ですので、上白糖に置換しなおして修正黄金比は、E : S : F = 8 : 3 : 3と暫定しました。油脂の混合比もオイルであれば小麦の半分量バターでを使用するのであれば小麦の10~20%位ジェノワース相当)のように大体の混合比に落ち着いているように見て取れます。今回は油脂(オイル)の混合比を小麦の重量の半分に固定して小麦粉のタンパク(グルテン)濃度を濃い方向から低い方向に変化させて巻きやすさと食感の極値に幅寄せしてみました。人間の感覚として1%の違いははっきりと認識できない可能がありますので簡易計算できるレベルで2~3%づつ濃度を落としてみました。

Ingredients: 材料と 配合組成

配合組成は以下の通りです。以下、たんぱく濃度(protein percentage)はPPと略します。すべてgram表記です。Aが前回のスポンジケーキ(今回検証の基準点です)。まずB, Cを同じ条件で火入れできるように天板に同体積の紙型を2つ乗せ1度に焼けるように1/2の分量で作成しました。材料や混ぜ具合で差がでないように卵黄から塩を混ぜるまでの過程と卵白からメレンゲを起こすまで過程は卵3個分の分量でAと同様に1つにまとめて作成し小麦粉を加える時点で卵黄混合液を2分(約80 gramずつに2分)、メレンゲは約58 gramづつに2分して最終段階の生地を作成し紙型に注いで目立つ気泡を追い払ったあとすぐにオーブンで調理しました。使用した材料はいつもの材料です。Cake Flourは薄力粉、Bread Flourは強力粉(Topval)を示します。

A: PP=11.2B: PP=9.3%C: PP=6.2%
Egg Yolk31.51.5
Superfine Sugar402020
Vegetable Oil301515
Whole Milk301515
Salt211
Cake Flour303020
Bread Flour3000
Cornstarch0010
Egg White31.51.5
White Wine vinegar6drops33
Superfine Sugar201010
Baking time170C x 22min180C x 10min180C x 10min
D: PP=11.2% E: PP=3.1%
Egg Yolk 1.51.5
Superfine Sugar 2020
Vegetable Oil 1515
Whole Milk 1515
Salt 1.51.5
Cake Flour 1510
Bread Flour 150
Cornstarch 020
Egg White 1.51.5
White Wine Vinegar 33
Superfine Sugar 1010
Baking time 180C x 10min 180C x 10min
Ingredients are shown in the figures above. The concentration of protein has been adjusted into 9.3% in B, 6.2% in C, 11.2% in D, and 3.1% in E, individually. All cakes were treated in the same way and condition through cooking. I assumed that the best concentration would exist in between 6 and 7 percent. Considering that, upper limit in 11.3%, and lower limit in 3.1% are selected for the extreme value.

バイオレット、スーパーバイオレットのタンパク濃度を考慮した上で、B-Cの間に理想的なタンパク濃度があると推定していますので両極限としてAと同じPPのものD(PP=11.3%)とCをさらにコーンスターチで希釈したものE (PP=3.1%)をB,Cと同じ条件で作成し仮に上方極限、下方極限値と仮定して比較サンプルのロールケーキの生地を4種類作成しました。

Procedure: 手順

紙型は、14.5 cm x 24 cm x 3 cmを2つ作成しホッチキスで止めて合体させました。これで2種類の生地に対してほぼ同じ条件で火入れすることができます。オーブンは180℃で予熱し、生地を注いですぐに焼き工程にはいりました。生地作成方法は別立て法で、いつもの通りseparation forming methodに従いメレンゲを作成し、最終段階で卵黄混合液とメレンゲを混合しました。foldの回数はきちんと混合されたと確認できる最低限の回数(ほぼ30回)に限定しました。

簡単に工程を説明しますと
Bain-Marieで、耐熱ボウルに卵黄3個(B+C=58グラム, D+E=61グラム)に上白糖40グラム、キャノラオイル30グラム、牛乳(酪農牛乳)30グラム、塩2グラムを投入し砂糖が解けて全体がスムースになるまでフラワーホイッパーで攪拌、火から離します。
②ホイッパーで卵黄混合液がクリーム状でやや蒼白調になるまで攪拌します。
③ここで卵黄混合液を均等に2分します。ほぼ80グラムずつになります。
④それぞれの小麦粉分量相当を振るってスパチュラで混合し安定した乳化状態にしておいておきます。
⑤卵白をメタルボウルに投入し白ワインビネガーを3グラム注ぎ、電動ホイッパーで低速で泡立てします。3分ぐらいでsoft peakに到達しますので、ここで砂糖20グラムを全量投入し高速で泡立てstiff peakで完成です。
⑥メレンゲと卵黄混合液を混和し約30回スパチュラで混ぜて生地完成としました。
⑦完成後、即座に型に注ぎオーブン焼きします。

作業工程 B-C
The pictures show the sequence of making the batter of B and C.
作業工程 D-E
The pictures depict the sequence of making the batter of D and E.

B, C, D. Eすべて180℃ X 10分加熱し目視でいわゆる” golden brown”といわれる最適な焼き加減に到達したことを確認しました。タンパク(グルテン)濃度の差(11.3~3.1%)に対して、焼き時間はほとんど依存しない形で終了しています。左上段 PP=9.3%、 左下段6.2%、右上段11.2%、右下段3.1%。

記事と焼きあがり
Both of them receive oven-baking at 180C for 10minutes. Pre and post-baking batter has shown alternately. In the left picture, 9.3% PP batter is on the upper, and 6.2% PP on the lower. In the right picture, 11.2% batter is on the upper, and 3.1% on the lower.

焼きあがったケーキの表面と断面を見てみますと表面はタンパク濃度が低いほうが濃い色調に焼きあがっています。裏面のシートのはがしやすさはタンパク濃度が低いほど楽で高いと表面が一緒に剥がれます。断面はタンパク濃度が低いほど蜂巣構造(スポンジ)が荒く、一つ一つが大きくなってきています。左端PP=11.2%、左中央9.3%、右中央6.2%、右端3.1%。

生地の構造の変化
The cross sectional image reveals that the lower is the protein percentage of batter, the more brown-colored it has baked. Conversely, honey comb pattern is more rough and more remarkable of the lower percentage of protein. The baking sheet can be easily removed of the lower percentage of protein.

巻きに対する柔軟性は11.3%でも3.1%でもそれほど困難な感じはなく90度折り曲げに対しても即ひびが入るような印象はありませんでした。火入れを温度180度に上げ焼き時間を10分に短縮したことで、表面が早く焼けることによる生地の内部の水分蒸発とタンパク質の変性が抑えられた結果と考えられました(ステーキ焼くのと同じですね)。

生地の弾力性
All sponge cakes are durable against bending at a right angle. No intimidation is felt.

ロールケーキ用の生地は基本組成は普通の台座のスポンジケーキとほぼ同じですから、以上の結果から高温での短時間調理(180℃ X 10分前後)が必須のbaking trickであると再認識しました。ロールケーキにもいろいろな焼き方のレシピがありますが、再現性や簡便性を考えたうえで180℃ x 数分というのは公式化していいのではないかと考えました。

Swiss Roll 焼き時間の公式: 

180℃ x 数分(表面がgolden brownになるまで)
               目安10分前後

次に食感ですが、ふわふわ感はタンパク濃度が下がるほど感じられますがそれとともになにか物足りなさというか重量感(ずしっと来る歯ごたえ)は失われていきます(日ごろ私がプロテインを愛用しているせいかもしれません?)。6%前後まで下がるとなにか一味足りない感じがします。フィリング(中の詰め物)が加わると食感は変わりますが、グルテン含量が下がると今一つ物足りなさを感じてきます。

断面の構造を見てみますと、濃度が下がるほど蜂巣構造が荒くなってきています。見た目は6%位が最も美しいように感じます。3%濃度ではやはり巻きに対して脆弱さがあり巻き目の下段部位が冷蔵庫にいれておいた間に裂け目が入っていました。たんぱく3%はだれでも初回で簡単に巻けるという点では除外項目に入るようです。下図で左上はタンパク11.2%(これも見方によっては美しい)、右上が9.3%(若干メレンゲ の量が少なめだったかも)、左下が6.2%(蜂巣構造は最も美しい)、右下が3.1%(ここまでくるとスカスカに見える)になります。

スイスロールの断面
Here show the cut surfaces of various types of Swiss rolls (left upper: 11.2% PP, right upper: 9.3% PP, left lower: 6.2% PP, right lower 3.1% PP). According to decreasing in the percentage of protein, the honey comb pattern gets widen and clear, as you can see.

以上から、見た目と巻きやすさはタンパク6-7%位、味と巻きやすさはタンパク9-10%位と今回は結論しました。次回この6%生地の見た目の美しさに旨さを加えることを考え、オイルをバターに置換して工夫してみます。ということで次回はSwiss Roll part2です。

タンパク濃度の違うスイスロール
I figured that the sponge cake of 9.3%PP has good texture, but instagrammable is the cake of 6.2%PP. I’ll try to add the chewy and rich in flavor to the sponge cake of 6.2%PP in the next corner.

French Choux(フレンチシュー)を作る (その1); 基本のシュークリーム: French Pastryのレシピに基づきシュー皮(Pata a choux)を作成/絶対に膨らむシュー生地の作成法、粘度と焼成を極める

French Choux 01

フレンチ・シュー : Basic French Choux

French Choux
フレンチシューとチョコレートサブレの帽子

というのも固定ページに載せるメレンゲペーストリークリームの良い写真がなかったのが本当の理由です。今回はシュー皮もカスタードクリームもFrench Pastryレシピです。ただしカスタードクリームには、シブーストクリームを使いました。シブーストクリームのいいところは、卵白を捨てずにイタリアンメレンゲとしてクレームパティシエールと混ぜて完成させるところにあります。クレームパティシエールを作ると必ず卵白が余るので、メレンゲ菓子やホワイトケーキ、ランドシャなどの卵白消費メニューがついて回るのですが、シブーストのときはキッチリ気持ちよく使えます。味も美味ですし申し分ないです。やっぱり材料を残さず使えるメニューがいいですね。

まずはPata a choux(シュー皮)から作ります。メニューは基本その3の通りです。
シュー皮作りレシピで気を付けるところは、●バターを溶かしたソースパンに一気に小麦粉を入れてかき混ぜるところと、●溶き卵を加えて生地を粘稠にしていく所だけです。ここさえクリアすればまず失敗はありません。慌てないように前もって小麦粉は別容器に篩をかけて準備しておきましょう。これで一気に投入するさいに落ち着いて対処出来ます。投入後は一度火を切って木べらで混ぜます。水分が吸収されてまとまってきたらもう一度火にかけます。かき混ぜ続けながら、生地が丸まってなべ底に1枚薄い皮が残るくらいになった時が別容器に移すタイミングです。別容器に移したら下図のように平らにして表面積を増やして放熱を促し焼きの進行を止めに行きます

Pata a Choux

この後溶き卵を混ぜていきますが、溶き卵は全量を一度に全部混ぜるのではなく、少量づつ粘度を確認しながら混ぜます。右図の様に三角形に垂れて止まるくらいの粘度になれば理想的な硬さ(consistency)です。後は、しぼり袋に詰めて下図の様に絞るだけです。Baking trickは、オーブンで200度(Ce)で30分間です。もちろん前もってオーブンは200度に予熱かけときます。オーブンに投入する前に霧吹きで軽く生地表面にスプレーしておきます。シュー生地の乾燥は膨張不良の原因となります。あと30分間は絶対にオーブンのふたを開けて焼きを中断しないことも基本的な注意事項です(もし何か手順を忘れていたことに気が付いたなら、投入後5分以内なら中断してもほぼ問題なく膨らんでくれます)。

Pata a Choux02

チョコレート苦手派流
シュー生地焼き時間の公式
200℃ x 30分 (オーブンに入れる前に霧吹きを忘れずに)

さっと冷ましてdiagonal cutすると綺麗に仕上がっています。
前半が少しわかりにくかったかもしれませんのでいつかJapanese Chouxの作り方をアップして補足説明する予定です。