French Choux(フレンチシュー)を作る (その1); 基本のシュークリーム: French Pastryのレシピに基づきシュー皮(Pata a choux)を作成/絶対に膨らむシュー生地の作成法、粘度と焼成を極める

フレンチ・シュー : Basic French Choux

French Choux
フレンチシューとチョコレートサブレの帽子

というのも固定ページに載せるメレンゲペーストリークリームの良い写真がなかったのが本当の理由です。今回はシュー皮もカスタードクリームもFrench Pastryレシピです。ただしカスタードクリームには、シブーストクリームを使いました。シブーストクリームのいいところは、卵白を捨てずにイタリアンメレンゲとしてクレームパティシエールと混ぜて完成させるところにあります。クレームパティシエールを作ると必ず卵白が余るので、メレンゲ菓子やホワイトケーキ、ランドシャなどの卵白消費メニューがついて回るのですが、シブーストのときはキッチリ気持ちよく使えます。味も美味ですし申し分ないです。やっぱり材料を残さず使えるメニューがいいですね。

まずはPata a choux(シュー皮)から作ります。メニューは基本その3の通りです。
シュー皮作りレシピで気を付けるところは、●バターを溶かしたソースパンに一気に小麦粉を入れてかき混ぜるところと、●溶き卵を加えて生地を粘稠にしていく所だけです。ここさえクリアすればまず失敗はありません。慌てないように前もって小麦粉は別容器に篩をかけて準備しておきましょう。これで一気に投入するさいに落ち着いて対処出来ます。投入後は一度火を切って木べらで混ぜます。水分が吸収されてまとまってきたらもう一度火にかけます。かき混ぜ続けながら、生地が丸まってなべ底に1枚薄い皮が残るくらいになった時が別容器に移すタイミングです。別容器に移したら下図のように平らにして表面積を増やして放熱を促し焼きの進行を止めに行きます

Pata a Choux

この後溶き卵を混ぜていきますが、溶き卵は全量を一度に全部混ぜるのではなく、少量づつ粘度を確認しながら混ぜます。右図の様に三角形に垂れて止まるくらいの粘度になれば理想的な硬さ(consistency)です。後は、しぼり袋に詰めて下図の様に絞るだけです。Baking trickは、オーブンで200度(Ce)で30分間です。もちろん前もってオーブンは200度に予熱かけときます。オーブンに投入する前に霧吹きで軽く生地表面にスプレーしておきます。シュー生地の乾燥は膨張不良の原因となります。あと30分間は絶対にオーブンのふたを開けて焼きを中断しないことも基本的な注意事項です(もし何か手順を忘れていたことに気が付いたなら、投入後5分以内なら中断してもほぼ問題なく膨らんでくれます)。

Pata a Choux02

チョコレート苦手派流
シュー生地焼き時間の公式
200℃ x 30分 (オーブンに入れる前に霧吹きを忘れずに)

さっと冷ましてdiagonal cutすると綺麗に仕上がっています。
前半が少しわかりにくかったかもしれませんのでいつかJapanese Chouxの作り方をアップして補足説明する予定です。