この症例一覧

Case 24-6; COVID-19 AT part3: 空間における飛沫(エアロゾル)の描く軌跡を考える際、体温から受け取る吸熱効果(thermal effect)を考慮する必要がある。感染者との距離が72cm以内になるとマスクの予防効果は著しく低下すると考えらる。また、待合室や商業スペースにおいてバイオエアロゾル感染のリスクを最小限に抑える空調/換気ルートの確保が必要である。

呼気により発生したバイオエアロゾルは、thermal effectにより天井面を伝う方向に拡散する。バイオエアロゾルの軌跡を考慮した上でどのような感染対策が効果的であるか考えてみました。

Case 24-6; COVID-19 AT-part2 : 閉鎖空間におけるCOVID-19バイオエアロゾル感染のリスクをどう見積もるか?感染症の数理モデル(SEIR)とWells-Rileyの方程式の連結とQuantum Emission Rate(ERq)の算出方法、満員電車における感染リスクについて

Wells-Reily方程式、SEIRモデルを連結することで閉鎖空間におけるバイオエアロゾル感染のリスク予測が可能となる。ERqとの関連、COVID-19感染リスクに関してpubmedで探しえた範囲で若干の文献的考察を加えてUPDATEした。

Case 24-6; COVID-19 AT part1 : 感染性飛沫の発生機転と空気感染(バイオエアロゾル感染)の関係、Quantum Generation Rate、Wells–Riley方程式について

COVID-19の感染パターンにおいて、①飛沫感染、②バイオエアロゾル感染(≒空気感染)の2つが主体であることが明らかになってきた。この2つに比べ、接触感染が生じるリスクは非常に低いと考えられ、根本的に感染対策の矛先を修正する必要性が出てきた。飛沫数、到達距離、エアロゾル、Wells–Riley の方程式に関して検索し得た文献の範囲で若干の考察を加えた。