この症例一覧

Case 24-6; COVID-19 AT part1 : 感染性飛沫の発生機転と空気感染(バイオエアロゾル感染)の関係、Quantum Generation Rate、Wells–Riley方程式について

COVID-19の感染パターンにおいて、①飛沫感染、②バイオエアロゾル感染(≒空気感染)の2つが主体であることが明らかになってきた。この2つに比べ、接触感染が生じるリスクは非常に低いと考えられ、根本的に感染対策の矛先を修正する必要性が出てきた。飛沫数、到達距離、エアロゾル、Wells–Riley の方程式に関して検索し得た文献の範囲で若干の考察を加えた。

Case 24-5; COVID-19 part5-1: 疫学的手法における用語説明として、①contact tracing (コンタクトトレーシングまたはクラスター対策)、②潜伏期、③感染性期間、④発病間隔、⑤世代時間に注目して数理モデルの分枝図を参考にUPDATE

COVID-19の感染流行を制圧圏内に収めている東アジアが採択している共通の対策は、①徹底したコンタクトトレーシング(Contact Tracing)、②早期診断と早期隔離(Rapid Isolation)です。コンタクトトレーシングがどの程度のポテンシャルを持つものなのかをPubmedで検索し得た文献の範囲で考察してみました(part 1)。

Case 24-5; COVID-19 part5-2: 数理モデルから予見される接触追跡(コンタクトトレーシング)と早期隔離の有効性、2次発病率と症状発症前感染が基本再生産数に及ぼす影響、実行再生産数から推定される流行制圧率を80%以上に保つために必要な疫学的手段の実行強度について

COVID-19感染症の第二波、第三波による流行再燃を抑えつつ自粛を最小限に保つ疫学的手段として①コンタクトトレーシング、②早期隔離がどの程度のポテンシャルを持つものなのかをPubmedで検索し得た文献の範囲で考察してみました(part 2)。