Case 06; CMBs: T2*撮影条件でMRI画像でφ5mm以下の小斑状の低信号として脳微小出血は描出される。脳出血の発症リスク因子として関連する病変はdCMBsであり、抗血栓療法を行う際に注意が必要である。1ケースレポート

③画像所見:症例

[MRI画像]: Flair像では、脳室周囲、深部白質に慢性虚血性変化として高信号域を散在性に認める。T2*画像では深部白質に複数のmicrobleedsを点状の低信号域として複数認める。

Flair画像(左)とT2*画像(右)

 Uploaded on August 22, 2018.

参考文献:

1. Wilson D, Amber G et al. Cerebral microbleeds and intracranial hemorrhage risk in patients anti coagulated for atrial fibrillation after acute ischemic stroke or transient ischemic attack(CROMIS-2): a multicentre observational cohort study. Lancet Neurol 2018;17: p539-547
2. 仲 博満. Cerebral microbleedsの成因と臨床. 脳卒中 2016;38: p346-352
3. 薬師寺祐介, 原 英夫. 脳出血治療の最新治療 微小出血:その意義と管理. 臨床神経 2012;52: p1106-1109
4. Soo YO, Yang SR et al. Risk vs benefiet of antithrombotic therapy in ischemic stroke patients with cerebral microbleeds. J Neurol 2008;255: p1679-1686.

個々の症例のデータ、画像の引用または転載を一切許可しない。

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