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Case24-8; COVID-19 vaccine part4 : breakthrough infection; ① ブレークスルー感染 (breakthrough infection : BTI ) とは何か?、② 現在までに報告されているBTI症例の特徴について、③ BTIにより懸念される事象とは?

mRNAワクチンの発症阻止効果が最大で95%である限り、少数ながらブレークスルー感染(BTI)は常時発生している。ワクチン接種率が上昇するにつれイスラエル、UK、USで認められている様に新型コロナウイルス感染に占めるBTI症例の割合は増加していくことが想定される。BTIについてネット検索可能な範囲での若干の文献的考察を加えてUPDATEした。

Case24-8; COVID-19 vaccine part3: ①リコンビナント(または、サブユニット)ワクチンとは何か?、②リコンビナントワクチンの作用機序/リコンビナントワクチンで解消されるmRNAワクチンで懸念される側面、③リコンビナントワクチンの有効率は?

mRNAワクチンの緊急回避的使用が現在やむを得ない状況ではあるが、その背後に次の主戦力候補としてのリコンビナントワクチンが完熟しつつある。NVX-CoV2373リコンビナントワクチンの実力と安全性についてpub,medで探しえた査読済の論文を中心にupdateおよび若干の補足、考察を加えた。

Case24-8; COVID-19 vaccine part2: ①中和抗体(Neutralizing Antibody)とは何か?、②抗体価とは?、③mRNAワクチンで誘導される抗体、④スパイク蛋白(Spike Protein)に生じるアミノ酸変異が及ぼす中和活性への影響とは?

mRNAワクチンの職域接種にあたり、中和抗体について①血清抗体価と中和抗体価の関係、②S蛋白領域のアミノ酸変異による影響、③RBD及びNTDマップと中和抗体の認識部位についてpubmedで検索し得た範囲でUPDATEを行うとともに若干の文献的考察を加えた。

Case24-8; COVID-19 vaccine part1: ①COVID-19のワクチンにはどんなものがあるか?②スパイクタンパクとRBD/RGDについて、③mRNAワクチンの構造、局所反応、副作用、効果について、④抗体依存性感染増強効果(ADE)について

COVID-19-mRNAワクチンの高齢者限定の接種が開始されたのでmRNAワクチンについて、その構造、局注部位の反応、副反応、有効性、懸念される副作用としてのADE(抗体依存性疾患増強効果)について若干の文献的考察を加えてUPDATEした。

新型コロナウイルス(COVID-19)迅速抗原定性検査/PCR検査:公費負担による有症状者の保険適用検査について−地域住民の皆様へ

COVID-19の感染拡大により少しずつPCR検査の結果報告に遅れが生じる様になってきました。迅速抗原定性検査を主軸に置くことで診断の遅れをカバーしたいと考えますので迅速抗原定性検査と鼻咽頭検体採取によるPCR検査について簡単に説明を加えました。