基本事項(法的規制事項)
(1)新薬(発売から1年未満の薬)の処方は最大14日までと法律で決まっておりますので、それ以上の日数の投薬はできません。
(2)睡眠薬、癌末期での疼痛緩和のための麻薬等に関しても犯罪防止目的のためにも、基本的に14日までの処方とさせて頂いております。ただし睡眠薬に関しては最大30日まで処方可能な薬剤がありますので各薬剤につき薬剤師と御確認ください。
(3)国内の出張等の場合は、法的許可を受けた最大処方日数を超えての処方はできません。不足分は、出張先の病、医院で処方を受けて下さい。
(4)病院入院中の患者様は、保険診療で他医療機関の検査や処方を受けることは出来ません。入院先の医療機関の責任監督下に、すべての薬を処方して頂いて下さい。どうしても希望される場合は、全額自費での処方となりますので御了承くださいませ。
(5)無診察投薬は医師法で禁止されています。無診察処方は違法行為(刑事罰)となりますので、必ず診察を受け病態にあわせて処方を受けてください。
当院規定事項(調剤薬局との約束事項含めて)
(1)65才未満の患者様に関しては、治療が奏効し症状が安定した時点で28日処方投与を基本とさせて頂いております。症状が安定しない方、新薬投与対象の方、免疫抑制剤等の特種治療を受けておられます患者様は、原則14日処方で投薬管理を行なっております。
(2)70才以上の患者様は、複数の病気を持ち合わせておられ、かつ、抗血小板療法や抗凝固療法を受けておられます方も多くおられますとともに、予測不能の副作用や合併症を併発されることが多いこともあり、原則14日処方投与を基本とさせて頂いております。
(3)ステロイド剤、抗不整脈、抗凝固剤等の処方を受けておられます患者様には、途中中断やちょっとした服薬忘れ、他院での処方との組み合わせ等により死に直結するような重篤な副作用を被る可能性があります。お薬手帳にて投薬内容の管理と確認をお願い申し上げます。また、他医受診により処方追加があった場合必ず調剤薬局もしくは、処方先医療機関にお薬手帳の記入を申し出て頂くと共に飲みあわせ確認を該当医療機関にお問い合わせください。