2020年はCOVID19感染と季節性インフルエンザウイルス感染が混在する例年とは異なる特別な年になることが推定されます。今のところCOVID19と季節性インフルエンザが同時重複感染をするのかどうかははっきりと確認されていませんが、インフルエンザ、またはCOVID19の先行感染に引き続き、COVID19またはインフルエンザに罹患した場合ハイリスクな病態となりうることが想定されます。
以上から現時点で感染予防、治療の可能な季節性インフルエンザを力ずくで制御することがこの冬の疫学対策の焦点となることがお分かり頂けると存じます。つきまして地域住民の皆様には、厚生労働省の指針に従いスムーズに予防接種を受けてくださいます様ご協力お願い申し上げます。
今年のインフルエンザワクチンの予防接種に関しては、厚生労働省より上記の様な優先順位接種の指定がございました。当院も指示に従って10/1より接種を行いますので特に75歳以上の基礎疾患をお持ちの方はできるだけ10/14までに接種を受けてくださいます様お願いいたします。またそれ以外の65歳以上の接種対象者の方、60歳以上の循環器/呼吸器疾患等の基礎疾患をお持ちの方も10/25までに接種を受けてくださいます様お願いいたします。
10/26以降は一般接種を通常通り開始しますが、発熱患者が蔓延すると想定される前に(少なくとも11月中に)接種を済ませてください。インフルエンザワクチン確保に関しては例年の接種数分は確保する様努力しておりますが、それ以上の確保は困難と考えられますので在庫数が捌けましたらその時点で予約受付は終了と致しますのでご了承くださいませ。昨年同様13歳以下の小児に関しては接種指定は申請しておりませんので小児の予防接種に関しては小児科等指定医療機関にご予約いただけます様お願いいたします。