前回のコクワ飼育(4年前)では、9月に産卵木を割りました。今回は少し遅めの10月5日です。産卵木やクヌギマット(土)には、コクワのメスが活動した痕跡(穴)がいくつもありましたが、なんとなく、ちゃんと産卵しているかどうかちょっと不安でした。産卵木を割る日が若干遅くなったのはそのためです。
前回の産卵木割りは、手で割れる(崩せる)ほど木が軟らかくなっていて、とてもやり易かったのですが、今回はとても硬くて、ノミと金槌を使用することになりました。こんなに硬かったら、卵を産みつけるのは難しいかなぁとかなり不安な気持ちで樹皮を剥がしてみると👇
なんとコクワのメスが、自分の入れるサイズの穴を開けて、しっかり収まっているではありませんか!カッチコチの産卵木だったのに、見事です。オスに比べて小さな大アゴ(口の一部)ですが、そのパワーは凄まじい。コクワガタは越冬するので、もう、その準備に入っていたようですね。このままにしておきたいところでしたが、木を割って幼虫を取り出さないといけないので、移動してもらいました。まるで工具で彫ったような穴👇
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ガリガリと音がしていた菌糸ビン(過去記事、番外編:年末の生き物たち(2020年)②)、幼虫たちも大きくなっているはずなので、そろそろ菌糸ビンを交換することにしました。中身がどうなっているのかドキドキです。
菌糸ビンの少し硬い上の方(白色部分)を掘ると、木の色が見えてきます。どこに幼虫がいるのか分からないので、そっと掘り進めます。幼虫を傷つけないよう、緊張して作業を進めなければなりません。
あまりにも緊張するので、菌糸ビンを横にしてコンコンしてみました。すると……
お母さんコクワガタの飼育ケースを越冬用にリセットして、5日経ちました。リセット初日に昆虫ゼリーを食べて以来、お母さんコクワの姿を見ていません。順調に越冬していることと思います。そっとしておくことが一番と分かっているのですが、どうしても気になって、ちょっと覗いてみることにしました。
のぼり木の周り等見てみましたが、お母さんコクワはやはりいないようです。のぼり木の下にいるかもしれないと思い、のぼり木を取り出してみました。
いませんね。でも、クヌギマットに穴が開いています。ここからさらに下へ潜って行ったのでしょうか? …
だんだん寒くなってきましたね。室内なのでそこまで寒くはならないのですが、そろそろお母さんコクワの冬の準備です。過去記事(番外編:久しぶりに本気でクワガタ飼育)でも書きましたが、コクワガタは越冬するんです。
そもそも越冬を想定して飼育ケースをセットしていたのですが、たくさん卵を産んでくれたので、最初の状態と随分変わってしまいまいた。というわけで、リセットです。
飼育ケースを開けても、すぐには見つかりません。大抵クヌギマットの中に潜っています。 …