美観地区:倉敷川の白鳥(2024年春)①

過去記事(語らい座 大原本邸 付近のサクラとモミジ(2024年春))で少し報告した白鳥の件です。最近、1羽で行動している姿をよく見かけるので、もしかしたら、もう1羽は巣で卵を温めているかも?と筆者が勘ぐったあの件です。

白鳥の棲み処の入り口にある東屋👇

2024年4月15日撮影 白鳥の東屋

この日は花筏(ハナイカダ)が見事でした。スロープまでついて、至れり尽くせりです(^-^)

2024年4月18日撮影 

スロープの前にいるこの白鳥(コブハクチョウ)👆、多分オスだと思います。オスはメスに比べてくちばしの上のコブが大きいので、メスと比べたらすぐに分かるのですが…。

東屋の奥が見える場所があったので、今日はちょっと行ってみました。

2024年4月18日

思ったより結構奥に続いていました。
すると、チラッと白いものが見えたんです!

まあるい巣の上に、多分メスの白鳥が座っていました✨ 卵自体は確認できませんでしたが、これはもう、卵を温めていると言ってよいのではないでしょうか。

どちらがオスかメスかの話ですが、遠目なのでちょっとよく分かりませんでした。調べてみると、基本的にはメスが卵を温めるようです。でも、オスが交替することもあるようなので、なおさら判断しにくかったです。ただ、今日スロープ前にいた白鳥は、頭を何度も水中に突っ込んで魚(コイ)を威嚇したり、首をブンブン振ったりして、動きがとにかくアグレッシブだったので、多分、オスだったのではないかと思っています。

コブハクチョウの卵は温め始めてから40日ほどで孵化するそうです。筆者が1羽しか見かけなくなったとぼんやり思ってから1週間か10日は経過しているので、来月の中旬あたりにはヒナを見ることが出来るかもしれませんね。

とても楽しみです♡

※全ては卵を温めているとしたらの話です(^_^)/

投稿記事(美観地区:倉敷川の白鳥(2024年春)②)へ続きます。


語らい座 大原本邸 付近のサクラとモミジ(2024年春)

今年もとてもきれいでした🌸

2024年4月10日撮影
2024年4月10日撮影
2024年4月10日撮影

最近少し気になっていることがあります。

2024年4月9日撮影
2024年4月10日撮影

白鳥が1羽しかいないんです。大抵2羽で仲良く過ごしているのですが、ここしばらく1羽しか見かけません。この辺りは倉敷川源流付近で、少し奥が行き止まりになっています。そして行き止まりの奥陸地部分に、白鳥たちの住み家(なかなか立派な鳥小屋)があります。もしかしたら、鳥小屋に居るのかなと思い、ジロジロ見たのですが、その日は発見できませんでした。2日後、また1羽でスイスイ泳いでいたので、もう一度鳥小屋の方をジロジロ捜してみたら、居ました❕ 筆者が見ている間は川に出て来ることはありませんでしたが、鳥小屋でしゃがんだり歩いたりしているのが見えました。

この感じ…。
もしかしたら、卵を温めている?と、ついつい期待してしまいました。何れにしても2羽が元気に過ごしているのが分かって良かったです(^-^)

阿智神社の『阿智の神代桜』(2024年3月)

過去記事(阿智神社の『阿智の神代桜』)で紹介しました『阿智の神代桜』の今年の開花状況です👇

2024年3月26日撮影 阿智の神代桜 阿智神社境内
2024年3月27日撮影 阿智の神代桜 阿智神社東参道

お花見の桜ソメイヨシノより少し早めに咲く桜です。開花が去年より少々遅れているように思います。そう言えば、ソメイヨシノの開花も今年は少し遅れていますよね🌸

    

【おまけ】今、柳の新芽がとてもきれいです。

2024年3月26日撮影 倉敷川源流付近の柳

風に揺られて、いい感じですョ(^-^)

大原美術館:『受胎告知』エル・グレコ②

大原美術館
エル・グレコ(1541-1614)
『受胎告知』1590頃―1603

「受胎告知」の日はいつなんでしょう?筆者はあまり意識したことがなかったのですが、どうやら3月25日とされているようです。クリスマスが12月25日なので、その丁度9カ月前というわけです。この絵『受胎告知』の季節は春だったんですね。そうなると、画面中央の激しい光は春雷(ヨーロッパでも春雷あり?)をイメージしたものかもしれませんね。受胎告知の場面では、天からの光(光線)と共に精霊の鳩が描かれることが多いのですが、大原美術館の『受胎告知』の雷のような劇的な光はなんとも迫力があります。

      

大きな翼をもった天使は大天使ガブリエルです。大天使なので、かなり上位の天使なのかと思いがちですが、実はそうでもないようです。天使にも階級があって、上位(熾天使、智天使、座天使)、中位(主天使、力天使、能天使)、下位(権天使、大天使、天使)となっています。なんと階級的には下位で、下から2番目の天使みたいです。ちょっとびっくりです。
大天使は、三大天使、四大天使、七大天使等色々言われるようですが、キリスト教では三大天使(ミカエル、ラファエル、ガブリエル)が特別のようですね。
ミカエルは正義の勇者、天使の長👇

ルーブル美術館
ラファエロ・サンティ(1483-1520)
『悪魔を倒す聖ミカエル』1518

ラファエルは人を心身ともに癒す天使👇

アカデミア美術館
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(1490年頃-1576)
『大天使ラファエルとトビアス』1512年―1514年頃

そして大天使ガブリエルは、神のメッセンジャーでした! どうりで天から受胎を告知しにやって来るわけですね。

      

マリア様の手に本が見えますね。何の本なんでしょうか? 通説はやはり聖書です。イエスが登場する前の聖書が旧約聖書、イエスが登場する聖書が新約聖書なので、旧約聖書を読んでいるということになりますね。では、どの部分なのか?「イザヤ書」第7章14節と言われています。
※キリスト教ではインマヌエルをイエスキリストと解釈しているようです。

それゆえ、わたしの主が御自ら
あなたたちにしるしを与えられる。
見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み
その名をインマヌエルと呼ぶ。
「イザヤ書」第7章14節

聖書 新共同訳

ちなみに、ルネサンス期の西欧では読書するマリアが好んで描かれたようですが、東方の伝統では糸を紡ぐマリアが主流だったようです👇

アッピアーノ城付属礼拝堂フレスコ画
『受胎告知』1200-1210年
パリ国立図書館蔵
「受胎告知図」コプトの聖書エジプト12世紀 


美観地区:井上家住宅西側の石畳

井上家住宅は、2002年(平成14年)に重要文化財として国から指定されました。保存修理工事が2012年(平成24年)から開始され、長い間シートに覆われていました。やっと姿を現したのが2023年の春で、2023年3月19日(日)13時から一般公開されました。

「300年の時を経た倉敷最古の町家」です。

チラッと左下👆に写る、石畳に注目です!

井上家住宅の西側です👇

奥へ進んで行くとこんな感じになっています👇

石畳の間はコンクリートで舗装されていますが、平らな石が凸凹することなくきちっと並べられているのが分かるでしょうか?聞いたところによると、ここの石畳は当時のままだそうです。当時というのがいつの時代を指すのか不明なのですが、荷車がここを通っていたことは確かだと思います。

過去記事(倉紡製品原綿積み降ろし場跡とセンダンの木)で路地を紹介したことがありますが、ここの路地の石畳は過去にアスファルトで舗装された歴史があります👇

ほぼ平らに石を敷き直してはいますが👆、井上家住宅の西側の石畳と比べると、若干凸凹しているのが分かると思います。

井上家住宅はもちろんのこと、井上家住宅の西側に位置するこの石畳もぜひご覧になっていただきたい。当時荷車がここを通っていたんだなぁと感じることができると思いますョ(^-^)