美観地区:2020年11月の紅葉

とても天気が良かったので、美観地区を歩いてきました。

2020年11月14日撮影  語らい座 大原本邸(旧大原家住宅)付近

木の間から見える紅葉の写真、何かが写り込んでいます。どうでしょう? 木に同化してしまって、なかなか見つからないと思います。

2羽のハトがいます。キジバト(過去記事、美観地区のキジバト)ではないですね。そして、カワセミ(過去記事、美観地区:紅葉の中の宝石)でもありません。木の間からの紅葉の撮影中にハトの存在に気が付いて、そのまま写り込ませました。2羽で仲良く行動していましたョ。

この撮影場所は、 語らい座 大原本邸(旧大原家住宅)付近 です。向かい側は、大原美術館喫茶エル・グレコになります。

2020年11月14日撮影  喫茶エル・グレコ

喫茶エル・グレコは、大原美術館のすぐ側にあるツタの絡まる喫茶店です。夏には青々と茂っていたツタも、すっかり秋の景色になっていました。

  

2020年11月14日撮影  紅葉した萩

倉敷川沿いのです。向かって左端に見える建物は有隣荘です。どちらかが、白い萩(過去記事、美観地区:白い彼岸花と白い萩)だったような気がするのですが…。もう少し近寄って、散り残っている花の色を確認すればよかったです。萩の紅葉は、カエデ系の紅葉と比べると筆者的には今一つのイメージだったのですが、今回はなぜか良いなと思いました。それまでは気づかなかったことでも、年を経て何となく感じることが出来るようになることってありますよね。そんな気分でした。 萩の紅葉、いいですね(^^)/

ちなみに、絵画鑑賞も同じことが言えると思います。同じ絵でも見る状況が変われば、随分見え方が違ってくると筆者は思っています。

もう少し歩いて、倉敷アイビースクエアのツタを見に行ってみました。

2020年11月14日撮影  倉敷アイビースクエア

どんどん紅葉が進んでいる様子です。
ツタの合間に見える木の扉と丸みを帯びた小窓が好きです。日本の小中学校の教科書にも採用されているオー・ヘンリー『最後の一葉(The Last Leaf)』を思い出しませんか? 煉瓦の壁を這う蔦はほんとに雰囲気がありますね。

2020年11月14日撮影  倉敷アイビースクエアの中庭

アイビー(ツタ)と煉瓦、緑のパラソルに青い空がとてもきれいでした。

番外編:コクワガタ(メス)の越冬状況

お母さんコクワガタの飼育ケースを越冬用にリセットして、5日経ちました。リセット初日に昆虫ゼリーを食べて以来、お母さんコクワの姿を見ていません。順調に越冬していることと思います。そっとしておくことが一番と分かっているのですが、どうしても気になって、ちょっと覗いてみることにしました。

のぼり木の周り等見てみましたが、お母さんコクワはやはりいないようです。のぼり木の下にいるかもしれないと思い、のぼり木を取り出してみました。

いませんね。でも、クヌギマットに穴が開いています。ここからさらに下へ潜って行ったのでしょうか? クヌギマットの上半分は固めていないので、割り箸でチョコチョコ探ってみました。案の定、黒い物体を発見することは出来ませんでした。ある意味、予想通りです。どうしようか迷いましたが、固められていない上半分のクヌギマットを斜めにして取り除いてみました。 すると…

いました‼ チラッとお尻の半分が見えています‼

固められていないクヌギマットと固められたクヌギマットの境界辺りに、ちゃんといました(^-^) 予想通りの展開に大満足です。
略図で示すとこんな感じです。

黒の楕円がお母さんコクワです。お尻がちょっと出ています。

早々に飼育ケースを元の状態に戻して、蓋を閉じました。お母さんコクワにしてみたら、大迷惑だったと思います。今後はそっと見守ろうと思います。

番外編:熱帯魚水槽と赤い水草

60㎝水槽には、熱帯魚と水草を入れています。水草は、過去記事(番外編:自宅水槽の水草番外編:水槽の経過報告①)でも書いていますが、アヌビアスナナウォーターマッシュルームです。この度新しく、オレンジミリオフィラムが加わりました。

オレンジミリオフィラム

先の方が赤く(茶色?)なっていますね。条件が整うとどんどん赤くなります。それほど珍しい水草ではありませんが、繊細な葉っぱと色が魅力的です。かなり前に水槽に入れた経験があって、その時は、上手く育てられなかったような気がします。そうなんです。赤色系の水草は、ちょっと難しいんです。

植物と言えば光合成が大事ですよね。光と水と二酸化炭素(CO₂)が必要というわけです。熱帯魚水槽では、濾過フィルター、水槽用ヒーター、水槽用照明が必需品なので、水と光については問題なしですね。では二酸化炭素はどうでしょう?CO₂は水の中にいくらか含まれているので、水草のために特別に何か用意しなくても問題なしと言いたいところですが、水草の種類によって違うんです。

アヌビアスナナとウォ―ターマッシュルームはCO₂を添加しなくても育ちます。ところが、赤色系の水草はCO₂を添加しないと残念ながら上手く育ちません。水の中にCO₂を送り込むことが必要なんです。(※光の照射時間を長めにすることも大事で、照射時間が短いと葉が赤くなりません。)

色んなアクアリウムメーカーから、CO₂添加装置が開発・販売されています。筆者は、以前から持っていたADA(アクアデザインアマノ)のCO₂添加器具を久しぶりに稼働させることにしました。Tetraと同様に、ADAは、アクアリストなら一度は聞いたことがあるメーカーではないでしょうか?

ADAのCO₂添加器具  水槽内

水槽内の器具から、CO₂の細かい泡が出ているのが分かるでしょうか?耳を澄ますと、ミチミチミチと泡が弾ける音(?)がするんですョ。かなり近寄らないと聞こえませんが、これがなかなか良いんです。
そして、外側の器具です。

ADAのCO₂添加器具  水槽外

点滴をひっくり返したようなこの器具。生まれたばかりのCO₂の泡が見えますか? 筆者的に、これもツボです。水槽内よりもこっちをジーっと見ていることがあるくらいです。

ADAの器具は、全般的にとてもお洒落で、洗練されたデザインをしています。目にも耳にも癒し効果大だと思っています。

魚たちが落ち着いているので、CO₂添加器具がよく見えるように、少し、水草のレイアウトを変えました。また経過報告したいと思います。

番外編:新入りの熱帯魚スファエリクティス・バイランティ

熱帯魚水槽に新しくスファエリクティス・バイランティが仲間入りです。

スファエリクティス・バイランティ

チョコレートグラミーによく似ています。

出展:Wikipedia チョコレートグラミー

過去に、チョコレートグラミーは飼ったことがありましたが、スファエリクティス・バイランティ を飼ったことはありませんでした。よく似た魚たちですが、スファエリクティス・バイランティの方がシュッとしていますね 。 そして、スファエリクティス・バイランティは見ての通りチョコレートグラミーの仲間で、ゼブラチョコレートグラミーとも呼ばれています。通称バイランティです。かつては幻の美魚だったんですョ。

バイランティは、成魚になるとメスの方が派手な色になります。

出展:Amazon HP  スファエリクティス・ バイランティ 1ペア

手前がオスで奥がメスになります。メスにはシマシマが強く出ていますね。さらにメスは赤く発色します。

出展:Amazon HP  スファエリクティス・ バイランティ  メス

生き物は、大抵オスの方が派手な色になることが多いと思いますが、バイランティはメスなんですね。日本に入って来た頃、オスメス逆で認識されていたそうですョ。

筆者が買ってきたバイランティは、まだ幼魚なので断定はできませんが、多分オスだと思います。

チョコレートグラミーは水質に敏感なのですが、バイランティはチョコレートグラミーほど敏感ではありません。でも、今回は、いつもより丁寧に水合わせ(購入した魚が入ったビニール袋の中に、水槽の水を少しずつ時間をかけて入れて行き、魚を水槽の水質に徐々に慣らしていく作業)をしました。水合わせ終了後は、ビニール袋からバイランティが自分で出て行くのを持つことにしました。

なぜか後ろ向きでお尻から出て行きました。
自分から恐る恐る出て行くバイランティ、ちょっと応援したくなりました。暴れん坊のアルジイーターがどう反応するのか心配です。水槽の世界に上手く馴染んでくれると良いのですが…。

その日の夜、水槽を覗くと、上層部でホバーリングしていました。

夜のスファエリクティス・バイランティ

大体、水槽の上層部を泳いでいます。コリドラスたちとアルジイーターは、基本的に底砂辺りを泳いでいるので、棲み分けは大丈夫なのではないかと思います。

バイランティの日中と夜間の体色の違いにお気づきでしょうか?かなり違いますね。この場合、光に照らされているかいないかだと思いますが、体色の変化は、他の熱帯魚にも見られることです。例えば、顔が赤いラミノーズテトラ(過去記事、番外編:60㎝水槽の新入り熱帯魚)は、夜寝ている時、顔の赤みがほとんど無くなっています。その他、何らかのストレスがかかった時、体色を変化させる熱帯魚もいます。

ところでこのバイランティ、ある川魚に似ていると思いませんか?

オヤニラミの幼魚

オヤニラミです。肉食性の淡水魚で、日本の在来種です。 そして絶滅危惧種です。 この写真のオヤニラミは4㎝ほどでまだ幼魚なんですが、成魚は10㎝前後になります。この「オヤニラミ」という興味深い名前の由来は諸説あります。その中の「激しい攻撃性とオス親が卵や稚魚を外敵から守る習性から、親がにらみを効かすということでオヤニラミとなった」という説が筆者は好きです。

余談ですが、どうも筆者は、日本の川魚のような熱帯魚が好きみたいです。

番外編:コクワガタ(メス)の越冬準備

だんだん寒くなってきましたね。室内なのでそこまで寒くはならないのですが、そろそろお母さんコクワの冬の準備です。過去記事(番外編:久しぶりに本気でクワガタ飼育)でも書きましたが、コクワガタは越冬するんです。

そもそも越冬を想定して飼育ケースをセットしていたのですが、たくさん卵を産んでくれたので、最初の状態と随分変わってしまいまいた。というわけで、リセットです。

飼育ケースを開けても、すぐには見つかりません。大抵クヌギマットの中に潜っています。 結構深く潜っていました。

2020年11月9日撮影  お母さんコクワガタ

一瞬、動かない?!と思って、緊張が走るのですが、まず大丈夫です。というのも、コクワガタのメスの死んだふりは完璧なんです。足を折り曲げて、ちょっと突いても微動だにしません。この演技力は、クワガタの中でもトップクラスではないかと筆者は思っています。

足の欠損もなくピカピカして元気そうです。

では、飼育ケースをリセットします。
まず、成虫用のクヌギマットを敷き、霧吹きで湿らせて、上から固めます。

固めたクヌギマットの上に、固めないそのままのクヌギマットを敷きます。その上に木(今回は市販の「のぼり木」)を置きます。

今回は市販の「のぼり木」を使用しました。100均にもよく売っている「のぼり木」です。ほとんどの「のぼり木」に穴が開けられているので、そこに昆虫ゼリーを流し込みます。越冬中もエサは必要です。時々出てきて食べますので。

これでセット完了です。時々霧吹きをするのを怠ってはいけません。

すぐに動きがありました!

頭隠して尻隠さず状態がしばらく続きました。

ズンズン潜って行きました。気に入ってくれたようです。
ところで、飼育ケースのどの辺りで越冬するのでしょうか?

コクワガタ越冬用飼育ケースの略図

略図の黒い楕円辺りが、越冬ポジションと考えています。のぼり木の下を越冬ポジションと想定した理由は、木をのけた時よくそこにいるからです。そして、固められたクヌギマットと固められてないクヌギマットの境界についても、同じく、その辺りでよく見かけるからです。多分、硬いものの側が安定するのではないでしょうか? 崩れそうでふわふわしていたら、ゆっくり眠れませんよね。また、越冬中も水分は必要ですので、固い(硬い、堅い)ものの側の方が乾燥しにくいことも関係しているかもしれません。 虫も人も、冬の乾燥に保湿です。

リセットされた飼育ケースの蓋をちょっと開けてみました。

クヌギマットから出てきて食事中でした(^-^)
越冬中も、エサと水分、必要ですね。

※越冬飼育セットについては、飼育者によってこだわりがあり、意見が分かれるところです。数ある中の1つとして読んでいただけると有難いです。