番外編:子コクワ、元の山へ帰る🌲

8月になりました。夏本番です。筆者の家の子コクワたちを、元の山へ帰すことにしました。

ここで重要なことがあります。採集してきた元の山へ子コクワを帰すということです。 国内外来種問題を聞いたことがあるでしょうか? 外来種(もともと日本にいなかった生物)を、日本の自然界に放してはいけないことは周知のことと思いますが、国内の生物であっても、それは同じで、あっちやこっちで放してはいけないということです。同じ県内でも気候は違うもので、それぞれの地域でそれぞれの生態系を維持していますから、当然と言えば当然ですよね。
余談ですが、アトラスオオカブト(東南アジアに生息する外来種)の死骸が奄美大島で発見されたというニュースが2021年7月頃に入りました。筆者も過去に飼育したことがありますが、3本角のカブトで、もし日本の自然界に定着してしまったら生態系が壊されてしまうことでしょう。
外来種、国内外来種ともに注意したいものです。

元の山へ帰る前日の子コクワたち。

コクワガタのメス

コクワガタのメスのケースの中の木を動かすと、大抵、一匹はひっくり返った状態で見つかります。木にしがみついているんだと思います。

コクワガタのオス

オスも同じく、ひっくり返った状態で見つかりました。元気そうです(^-^)

早朝に山へ行って放そうと思っていましたが、夜にしました。理由は、朝だと鳥に見つかり攻撃される恐れがあるからです。そもそも夜行性だし、夜に帰る方がいいですよね。

コクワガタのメス4匹

今は亡きお母さんコクワを採取した木を覚えていたので、その木に子コクワのメス4匹を放しました。4匹並べていたのですが、1匹すぐに移動しました。多分、このメスです👇

ケース内でとてもアグレッシブに動き回るメスが1匹いたんです。頭を突っ込んでエサを食べる姿もよく見かけました。

オスは少し離れたところに放しました。

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コクワガタのオス

右の角の先が欠損しているので、野生でやっていけるかどうか心配ではありますが、しぶとく生き抜いてほしいものです。

帰り道で見つけました👇

アブラゼミの羽化

夏ですね~

     

ほぼ1年、リビングの床を陣取っていたクワガタケースと霧吹き。もう中には何もいません。またいつか飼育する日が来るかもしれませんので、ケースはとっておこうと思います(^-^)

一匹のコクワガタのメス(お母さんコクワ)から始まった筆者のクワガタ飼育、終了です。

番外編:食欲がないヌマチチブ

なんだか最近、ヌマチチブの食欲がありません。ずっと喜んで食べていたフレーク状のエサを残すことが多くなりました。 あの丸くて平らなエサ(過去記事、番外編:魚たちの丸くて平らなエサ)も全く食べません。

本来ヌマチチブは肉食魚(糸ミミズや赤虫など)ですが、人工餌もよく食べるんです。糸ミミズや赤虫はちょっとあれなので、筆者は人口餌(フレーク状のエサと丸くて平らなエサ)をいつも与えています。

     

冷蔵庫にあったカニカマをちぎって少し入れてみました。

ちょっとだけつつきましたが、次の日ほとんど残っていました。気に入らなかったようです。

どうしたんでしょうかねェ。

環境の変化といえば、水草のアナカリス(アクアリウムの定番の水草。過去記事、番外編:川魚、ついに引っ越し参照)を投入したことです。アナカリスが入ってからは、石の下ではなく、アナカリスの後ろや根元付近に隠れていることが多くなりました。

水草を食べているのかなとも思いましたが、どうもその痕跡はありません。色々調べていると、金魚のエサを結構食べるという記述がありました。現在コリドラスたちが喜んで食べている粒状のエサみたいな感じのエサです。

ヌマチチブにもコリドラスのエサをやって様子を見ようと思います。

食欲がないヨ。

番外編:避難するセミ

この時期、天候が荒れますよね。急に空が暗くなって、風が吹き始めたら要注意です。竜巻でもきそうなくらいのある日、ベランダを見ると…

アブラゼミ

アブラゼミがいました! そして玄関付近には…

クマゼミ

クマゼミがいました!

翌朝にはアブラゼミはいなくなっていました。クマゼミは少しゆっくりしたようで、お昼前にいなくなりました。

その日は結局、竜巻はきませんでしたが、いつものゲリラ豪雨的な雨は降ったと思います。

でも、かなりヤバイ雰囲気の空模様であったことは確かです。セミにもわかるのかもしれませんね。

避難するセミでした(^-^)

『ナイト ホークス』エドワード・ホッパー

知る人ぞ知る、有名な作品です。

シカゴ美術館
エドワード・ホッパー(1882-1967)
『ナイト ホークス』1942

エドワード・ホッパーは20世紀のアメリカの画家です。物語性が強い作品が多く、インスピレーションを受けたというアーティストも珍しくありません。

『ナイト ホークス』の制作年は1942年なので、第二次世界大戦中ということになります。つかの間の日常を切り取ったようにも見えますが、雰囲気がなんとなく非現実的な印象です。

ナイトホークス」は直訳してヨタカ(夜鷹)ですが、「夜更かしをする人々」ということのようです。深夜営業のダイナー(列車の食堂車を模した簡易食堂)が舞台です。

女性が手に持っているのは何でしょう? サンドウィッチだという話がありますが、サンドウィッチを置いていたはずのお皿がないので、どうも不自然に筆者は思ってしまいます。それよりは、男性が煙草を持っているということで、二つ折りの紙マッチではないか?という意見に賛成です。

この男性は誰でしょう? 後ろ姿なのではっきりしないのですが、ホッパー自身ではないか?という説があるんですョ。後ろ姿の自画像ですね。

そして、画中のこれは何でしょう?👇

当時のコーヒーメーカー(コーヒーマシーン)なんだそうです。夜の雰囲気漂う絵なので、飲んでいるのはアルコール類かと思いがちですが、3人の手元にはしっかりカップ(マグカップ)が見えますね。カップの中身はきっとコーヒーなのではないでしょうか。

ただ、一人で飲んでいる男性は、右手にガラスコップのようなものを持っているようにも見えます。もしかしたら、コーヒーを先程まで飲んでいた誰かが、男性の隣にいたのかもしれませんね。ドラマのワンシーンのようです。

    

また、『ナイト ホークス』制作のためと思れるドローイン(線画)が数多く残されています。

ホイットニー美術館所蔵

ドローイングの中の女性が持っている四角いもの、この感じだと、サンドウィッチにも見えますね…。

エドワード・ホッパーの作品は、現実から離れ、映画の中に入り込んだような気分になれるのでお勧めですョ(^-^)

番外編:コリドラスの気になる動き

アクアリストにとって、エサやりの時間はとても楽しい時間です。コリドラスの食事を観察していると、おもしろいことに気が付きました。コリドラスジュリーに注目です。

写真には、青コリ(コリドラス パレアタス)、コリドラス パンダロングフィン、コリドラス ジュリーオトシンクルスが写っています。食事中です。ジュリーだけ、逆立ちしたようなポージングになっているのが分かるでしょうか?しかもこの時、じっとしていて、動いていないんです。一瞬固まったような感じです。しばらくしたら、エサを探してまた動き出します。

なぜこんな風に固まるのか? 観察に基づく筆者の予想は、「エサが口に入ってお腹に入って行く過程で動きが一瞬止まるのではないか?」です。コリドラスはエサを探してソイルの上をモグモグしていることが多いのですが、口の中にエサが入ると「え?!」みたいな顔をして、その後動きを止めるということがよくあるんです。探しているのにも関わらず、いざエサが口の中に入るとびっくりって、なんだかちょっと滑稽でおもしろいです。

その気になって観察したところ、この傾向は筆者の水槽の中にいるコリドラス全てに見られました。一番顕著なのはコリドラス ジュリーで、固まっている時間が長く、のどにエサが詰まったのかと心配になるくらいです。

        

次に、白コリの動きです。

水槽用の照明を消している時、白コリはよく矢印の辺りにいます。前へ前へ出て来ている印象です。(※ちなみに部屋の照明はついています。)他のコリドラスたちは、もう少し奥にいることが多いです。暗いのですっかり同化してしまって目立ちません。白コリは白いのでどこにいても基本的に目立ちます。水草や流木の下にいた方が安全なのではないかと思うのですが、もしかしたらそうでもないのかもしれません。

暗い所に白色はどうやっても目立ちます。だったら、明るい所の方がむしろ目立たないのではないか?という考え方です。水槽内的には、部屋の照明がついている前面が最も明るい場所と言えます。白コリは外敵から身を守るため、目立たない明るい所へ行っているのかもしれませんね(^-^)

        

【おまけ】
別の場所で成虫になったコクワガタのオスです。

羽が閉じられていない(羽化不全)方は5㎝、完全体の方は4.8㎝です。どちらもなかなかのサイズです。

これで全ての子コクワたちが成虫になりました❕