番外編:【コクワ飼育シーズン2】産卵木に穴が!(2024年8月)

再び我が家にコクワガタのメスがやって来てしばらく経ちました。産卵木を飼育ケースに投入して以来、コクワのメスを目にすることは一度たりともありません。心配です。産卵木やクヌギマットが乾かないよう、霧吹きは毎日やってます。昆虫ゼリーもだんだん乾いてくるので、ちょっとだけ霧吹きでシュッ。昆虫ゼリーの表面は、ツルッとしたままで、食べた形跡がありません。やっぱりとても心配です。産卵木を持ち上げて、コクワのメスの無事を確認したいところですが、デリケートな時期なので我慢です。

そんな日々を送っていた今から数日前、穴を見つけました‼

2024年8月22日撮影 コクワ産卵木の穴

まぁるいきれいな穴が開いています! 素晴らしい✨ 他にも穴が開いていないか産卵木をジロジロ観察。ありました👇

2024年8月22日撮影 コクワ産卵木の穴

大きな穴です。かなり頑張って掘ったようです(^-^)

産卵木とクヌギマットの境辺りに穴を開けることが多いようです。産卵木を上から見たらこんな感じです👇

2024年8月22日撮影 コクワ飼育ケース

丸い穴が2つ見えますが、これは元からこうでしたので、コクワが開けた穴ではありません。ということで、産卵木の上部は特に変化なしですね。

こうなってくると、まず、コクワのメスは産卵する(している)と思います。9月になってしばらくしたら、産卵木を割って、幼虫(または卵)を取り出そうと思います。

忙しくなりそうです(^-^)

番外編:2024年8月の水槽の様子

しばらく水槽の様子をお知らせしていませんでした。

筆者の家には60㎝水槽と30㎝水槽があり、60㎝水槽には小型の淡水熱帯魚、30㎝水槽には川魚を飼っています。魚たちは色々入れ替わっていますが、小型淡水熱帯魚と川魚を飼うというスタイルに変化はありません。

60㎝水槽には水草も入れています。育成が比較的容易なアヌビアスナナを数年間入れていました。(同じ個体ですョ。)茎が枝のように立派に成長していましたが、この度、別の水草に思い切って取り替えることにしました。なぜなら、黒い頑固なコケが生えてしまったからです。このコケはとにかくしぶとい。定期的な水替えはもちろんのこと、手やブラシで取り除いたりハサミでカットしたりしてなんとかやってきましたが、もう限界でした。

生まれ変わった60㎝水槽がこちら👇

以前より随分すっきりしたと思います。

アヌビアスナナとアマゾンチドメグサ

水槽の左側に配置した👆アヌビアスナナアマゾンチドメグサです。アヌビアスナナは以前の個体の生き残りです。葉の状態はあまり良くありませんが、真ん中あたりから新芽が覗いています。まだまだ頑張ってくれると思います👍 アマゾンチドメグサは以前入れたことがあります。丸い葉っぱがとてもかわいい昔から流通しているお馴染みの水草です。

アヌビアスバルテリー

水槽の右側に配置した👆アヌビアスバルテリーです。この水草も以前入れたことがあります。アヌビアスナナと同様に、比較的育成し易い水草だと思います。

そして今回一番紹介したいのはこちら👇

エビです。チェリーシュリンプです。チェリーシュリンプはヌマエビ科に属します。体長は2~3㎝の小型のシュリンプで、寿命は1~2年程度です。前出の水槽全体の写真の中にも写っているのですが、よく分からないと思います。一番左のシュリンプは、筆者の水槽にやって来てから半年ほど経っています。随分大きくなりました。今回新しく仲間入りしたのは、黄色(金色)と赤色のチェリーシュリンプです。

水槽投入直後、古株のシュリンプが新入りシュリンプを追い掛け回しました。ちょっと心配しましたが、水草や流木などの隠れるところがあったので大丈夫そうです(^-^)

小さなシュリンプには、隠れ場所やつかまるものが必要です。ろ過装置の給水口にも要注意。以前小型のシュリンプを入れた時、いつの間にかいなくなっていたことがあります。吸い込まれたに違いありません。

強そうに見えるエビ(シュリンプ)は意外と繊細です。温度は26℃を超えると弱るし、水質の変化にも敏感です。そして何よりも、脱皮直後が一番危ない。エビは脱皮を繰り返しながら大きくなります。脱皮したてのエビは柔らかく、外敵に攻撃されたらひとたまりもありません。脱皮は成長するための命懸けの行為というわけです。ちなみに今泳いでいる小型熱帯魚たちは、混泳向きのおとなしいタイプの熱帯魚なので、見た感じでは、小さなチェリーシュリンプを攻撃する様子はありません。仲良く過ごしてくれるはずです。

無事に大きくなってくれたらいいなと思っています(^-^)

番外編:【コクワ飼育シーズン2】コクワガタの産卵木(2024年8月)

再びコクワガタのメスがやって来た(投稿記事、番外編:2024年夏、再びやって来たコクワガタのメス)ので、しばらくバタバタします。メスなので、卵のことを考えなくてはならないからです。実際に卵を産むかどうかは謎ですが、一応、準備しておかなくてはなりません。

まず産卵木(クヌギ)を水に浸します👇

浮いてくるので上に何か乗せて沈める必要がありますが、数時間放置していれば自然に沈みます。

数時間したら取り出して、陰干しします。表面が乾いたらいよいよケースに産卵木をセットします。エサが収まっている木と産卵木を交換するため木をよけると、いました👇

コクワが歩いた跡も見えますね(^-^) ちなみにメスは木の下かクヌギマットに潜っていることが多いです。それでは、産卵木投入👇

クヌギマットは産卵木が半分隠れるらい入れます。

それらしい雰囲気の産卵セットになったと思います👆 黄色の矢印の先に穴があるのが分かるでしょうか? コクワが通った(出てきた?)跡です。なんともかわいい。

産卵木を投入にしてから2日経ちました。どこからともなくカチカチという音が。音源を探しましたが、それらしいものが見当たりません。

まさかと思いましたが、コクワの飼育ケースをしばらく観察。なんと音がしました‼ 早くも木を割る(かじる?)音です‼ (※メスは産卵するために産卵木を割ります。)

産卵木をかじって遊んでいるだけかもしれませんが、とりあえず順調です。野生なので、ちゃんとオスに出会えているかどうかは微妙。でも、今回のコクワのメスも、多分産卵すると筆者は思っています。産卵場所を探しに、うっかり危険な道路を横断していたのかもしれませんしね。見守りたいと思います(^-^)


番外編:【コクワ飼育シーズン2】2024年夏、再びやって来たコクワガタのメス

かれこれ4年前、2020年夏~2021年夏の間、筆者はコクワガタのメスを本気で飼育しました。その野生コクワガタのメスは、用意した産卵木に卵を産んでくれました。卵は無事に、幼虫→サナギ→成虫となり、筆者のコクワガタ飼育生活は賑やかなものとなりました。最終的には、お母さんコクワを見つけた元の山へ子コクワたちを帰すことで、筆者の本気のクワガタ飼育は終了しました。(※興味のある方は過去記事をご覧ください。ブロブ内検索欄に「コクワガタ」と入力したら色々出て来ますョ。)

そんな筆者のもとに、またまたコクワガタのメスがやって来ました! 今回のコクワガタとの出会いはかなりドラマチックです。

筆者の散歩コースは基本的に倉敷美観地区ですが、時々、総社の吉備路(岡山市から総社市までの観光地を巡ることができる自転車専用道路。もちろん歩行も可能。)にも遠征します。日中とても暑いのにも関わらず、その日、久しぶりに友人(登山もこなすウオーキング大ベテランの友人)と歩くことになりました。

吉備路から少しそれて、古墳(吉備路周辺には古墳がいっぱい)の側を歩いている時のことです。それは起こりました。友人が「何かいる!」と叫んだのです。その方向を見ると、確かに小さな黒い何かが道路の上をヒョコヒョコ横断していました。筆者はそれがコクワガタのメス(もはや筆者的には思い入れのある虫)であると長年の経験からすぐに判断することが出来ました。

それからがさあ大変です。なぜなら、目の前に大きな黒い車が迫って来ていたからです。その道路は車一台がギリギリ通ることができる道幅だったので、このままでは完全にひかれてしまうという絶体絶命の状況でした。コクワの位置は、コクワの歩行速度から推測して、丁度左前タイヤあたりになりそうでした。最悪です。

少し戸惑いはありましたが、友人と2人で車に向かって手を上げて停止を促しました。道幅が狭いこともあり、大きな車は徐行運転をしていましたので、すぐに止まってくれました。有難かったです。筆者が急いでコクワガタを拾い上げると、優しい運転手さんは「何がいた?」と窓から声をかけてくださり、コクワガタがいたことをお伝えするとニコニコ笑って「良かった!」と。

何もかもが尊い時間でした。いい大人3人が、小さなコクワガタの命を守るために一つになった瞬間でした。こんなこともあるんですね。いち早く、横断中のコクワガタに気付いてくれた友人に感謝です。

      

拾い上げたコクワガタはというと、足を縮めてしばらく死んだふりでした。驚いた時によくやるので筆者的には見慣れた光景です。近くの木に放してもよかったのですが、なんだか心配だったので連れて帰ることにしました。

その日筆者は、ウオーキング中のドリンクとして、自家製梅シロップジュース入りのペットボトルを持っていたので、これにコクワガタを入れるしかないと思いました。コクワガタのために少し梅シロップジュースを残して、急いで飲み干しました。

あえて少し残した梅シロップジュースにティッシュを浸み込ませて、即席エサありペットボトル虫かごの出来上がり👇

コクワガタはお腹がすいていたのか、梅シロップジュースをおいしそうに飲んでいるように見えました(^-^) ペットボトルの中身がお茶じゃなく梅シロップでほんとに良かったです👍

帰宅して、早速、4年前のクワガタ飼育セットを引っ張り出しました。帰宅直後のコクワガタのメス、ティッシュをしっかり抱えています👇

2024年8月1日撮影 コクワガタのメス

クヌギマットと昆虫ゼリー、そして産卵木を買いに行きました🚙 産卵木は水に浸す必要があるので、すぐには使用できません。とりあえずこんな感じです👇

2024年8月1日撮影 ケースの中のコクワガタのメス

こんな写真を前も撮った気がします。
デジャブのようです。
(※ちなみに昆虫ゼリーが収まっている木は産卵木ではありません。くどいようではありますが、ここ大事なとこなんです!)

またまた始まった筆者のクワガタ飼育。
前回同様、時々報告したいと思います。

浮世絵と西洋絵画②

浮世絵と西洋絵画①の続きです。

ゴッホの浮世絵模写3つ目はこちら👇

ゴッホ美術館
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)
「花魁(おいらん)」1887

花魁の周囲には、竹、睡蓮、アマガエル、ガマガエル、2羽のツル(タンチョウかな?)、流し舟などが描かれています。どれを取って見ても、とても日本的ですよね。そしてゴッホはこの浮世絵を見ながら描いたそうです👇

パリのイラスト誌「ル・ジャポン」の表紙
1886年5月

パリのイラスト誌の表紙です。
元の浮世絵はこちら👇

渓斎英泉(けいさいえいせん)
「雲龍打掛の花魁(おいらん)」(1820~1830年代)

ゴッホは浮世絵の収集をしています。「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」と 「名所江戸百景 亀戸梅屋舗」は実物を持っていたのでそれを見ながら描き、「雲龍打掛の花魁」は持っていなかったのでイラスト誌の表紙を見ながら描いたのではないかと言われています。元の浮世絵と違い、左右が反転しているのはそのためです。

      

ゴッホのような完全な模写ではありませんが、ゴーギャンの絵にも浮世絵の影響が見られるものがあります👇

スコットランド王立美術館
ポール・ゴーギャン(1848-1903)
「説教の後の幻想(天使と戦うヤコブ)」1888

黄色のだ円の中の2人👆に注目です。レスリングか相撲の取組のような体勢ですよね。葛飾北斎の「北斎漫画」の中に、よく似た体勢の力士がいます👇

葛飾北斎
「北斎漫画 3編より 相撲四十八手」]

緑色のだ円の中の2人の力士です。これをゴーギャンは参考にしたと言われていますが、全く同じというわけではないようですね。他にも力士の様々な動きが描かれていますので、とても参考になったことは間違いなしでしょう。
また、斜めに横切る太い幹の大胆な構図取りも浮世絵の影響と言われています。

西洋絵画の中には日本的なものが結構描かれているものです。見つかるとちょっと嬉しい筆者です。