美観地区を歩いていると、町家の前に石が並んでいるのを目にします。
以前、境界を表す石だと聞いていました。境界標は、石杭・コンクリート杭・プラスティック杭・金属杭・プレート・ペイント等、色々あります。境界石として見た時、配置がちょっと大雑把で数が多いなと思っていました。色々調べていたら、京都に「いけず石」というものがあるのを知りました。道路際に置かれる置石(あまり加工されていない自然石が多い)です。それ以上内側を通れないようにするため石のようです。意地悪な石ということで、「いけず石」と呼ばれるとされていますが、はっきりとしたことは分かっていないそうです。
石を置くことで、車などの乗り物から、敷地内の建造物の破損を防ぐことができますね。次の写真は有隣荘の正面入り口角の石です。…
鶴形山がかつて島だった名残りを探して歩いた時に見つけた植物です。主に海岸沿いに生息する種類の植物の他にも、いろいろ生息していました。
2020年7月撮影 ヤブラン…
阿智神社が鎮座する鶴形山は、かつて瀬戸内海に浮かぶ島でした。倉敷美観地区や鶴形山の辺りは、「吉備の穴海」の西部にあたる「阿知の海」と呼ばれる海域だったようです。鶴形山(鶴形島)が陸続きになるのは、平安時代のことで、「阿智潟」と呼ばれる干潟が広がっていたそうです。
美観地区の本町通りを東へ向かって歩いていると、左手に石の階段と岩が突然現れます。町家が続く通りの中に、ここだけ異空間です。
2020年7月撮影 …
大原美術館の中庭には四角い池があります。モネの睡蓮の記事でも紹介しましたが、池には鉢に植えられた睡蓮が沈められていて、毎年きれいな花を咲かしています。睡蓮を見ていると、たくさんのメダカが泳いでいることに気づきます。春先から夏にかけてどんどん増えていく印象です。
日本のメダカは、ミナミメダカとキタノメダカの2種類に分けられるそうです。2種の見た目の大きな違いはあまりないのですが、キタノメダカは本州の日本海側、東北・北陸地方に生息するようなので、この池のメダカは、ミナミメダカでいいと思います。そして、ミナミメダカとキタノメダカの2種類を総称して、二ホンメダカと呼んだり、黒メダカと呼んだりしています。
出展:Wikipediaミナミメダカ …
美観地区を歩いていると、路地と建物の外壁の境界あたりに、趣のある工作物を見かけます。
「吉井旅館」の犬矢来
昔ながらの町家でよく見られる「犬矢来(いぬやらい)」というものです。犬?と思ったので、由来を調べてみました。…