大原美術館:『雅歌』モロー

絵のサイズは小さいのですが、とても繊細に描かれています。 大原美術館ギュスターヴ・モロー(1826-1898)「雅歌」1893 【鑑賞の小ネタ】・モローは美術学校の教授・象徴主義の先駆者・教え子にマティスとルオー・『雅歌』はなんと水彩画・盗難の過去あり…

大原美術館:『アルプスの真昼』セガンティーニ

光を感じる眩しいような明るい絵だと思います。 大原美術館ジョヴァンニ・セガンティーニ(1858ー1899)「アルプスの真昼」1892 【鑑賞の小ネタ】・羊の群れの中に別の動物・この女性は誰?・遠くの方に誰(何)かいる?・塗り方(筆のおき方)に注目・セガンティーニは幼少期から苦労人で …

続:モディリアーニ~画家ジャンヌ・エビュテルヌ~

モディリアーニの内縁の妻、ジャンヌ・エビュテルヌについてもう少し書いてみたいと思います。とても魅力的な女性だったようです。 ジャンヌ・エビュテルヌ1918年頃 ジャンヌは画家を志していた兄のアンドレ・エビュテルヌに、モンパルナスの芸術コミュニティへ紹介されています。そしてレオナール・フジタ(藤田嗣治)をはじめ芸術家たちのモデルを務めました。その頃の写真がこちら。…

大原美術館:『ジャンヌ・エビュテルヌの肖像』モディリアーニ

首をかしげて悩まし気な様子の肖像画です。 大原美術館アメデオ・モディリアーニ(1884-1920)「ジャンヌ・エビュテルヌの肖像」1919 【鑑賞の小ネタ】・モディリアーニが亡くなる前年の作品・ジャンヌはモディリアーニの内縁の妻・ジャンヌはこの時二人目を妊娠中・瞳孔(黒目)を描かない目に注目・モディリアーニはそもそも彫刻家…