美観地区から倉敷川に沿って南下して行くと、石階段が印象的な倉敷川公園にたどり着きます。フランク・ロイド・ライト(1867-1959)の建築のような、雰囲気のある造形だと勝手に思っています。(※フランク・ロイド・ライトはアメリカの建築家。近代建築の三大巨匠の1人。日本にもいくつかの作品を残し、中でも旧帝国ホテル本館が有名)
倉敷川船溜り跡 倉敷川公園(北から南へ向かって撮影)…
美観地区に最も近い山、鶴形山(標高40メートル)に鎮座する阿智神社の狛犬です。
阿智神社へ向かって右側
阿智神社へ向かって左側…
阿智神社が鎮座する鶴形山は、かつて瀬戸内海に浮かぶ島でした。倉敷美観地区や鶴形山の辺りは、「吉備の穴海」の西部にあたる「阿知の海」と呼ばれる海域だったようです。鶴形山(鶴形島)が陸続きになるのは、平安時代のことで、「阿智潟」と呼ばれる干潟が広がっていたそうです。
美観地区の本町通りを東へ向かって歩いていると、左手に石の階段と岩が突然現れます。町家が続く通りの中に、ここだけ異空間です。
2020年7月撮影 …
美観地区の倉敷川沿いには柳だけでなく、センダンの木もたくさん植えられています。5月には淡い紫色の花を咲かせます。倉敷川はかつて運河だったので、江戸、明治期に船着場付近に植えられたんだそうです。
倉紡製品原綿積み降ろし場跡 倉敷アイビースクエア(旧倉紡)へ続く路地…
倉敷アイビースクエアの北東辺りに、かつて小さな山があったのを知ってますか?古地図で確認してみると、確かにありました。
出展: 倉地克直『絵図で歩く倉敷のまち』 …