大原美術館:『都会』松本竣介

夢でみた街を描いたような作品だなと思いました。 大原美術館松本竣介(1912-1948)『都会』1940 【鑑賞の小ネタ】・病気により中学1年で聴覚を失う・都会や街をテーマとした作品多数・作品の中心に「モガ」・月刊誌「雑記帳」を発刊・早逝の画家…

ミュシャのリトグラフ(石版画):四季(1900)『春』②

ミュシャのリトグラフ、四季(1900)『春』のモデルは誰なのでしょうか?過去記事(ミュシャのリトグラフ(石版画):四季(1900)『春』①)で紹介しましたが、『四季』のモデルたちの顔や身体を比較した時、この1900年の『春』の女性だけ、様子が他と少し違うと筆者は思っています。何か特別なモデルだったのではないかと。 アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)四季『春』1900 芸術家には、ミューズ(本来はギリシャ・ローマ神話の芸術の女神達のこと。今日、よく耳にするミューズとは、芸術家に創作意欲を刺激する女性のことを指す。)の存在は欠かせませんよね。ミューズが誰なのか、詳細に分かっていることも多くあります。ピカソには何人ものミューズ(モデル)がいたことは周知の通りです。…

大原美術館:『洗礼者ヨハネ』と『歩く人』ロダン

『洗礼者ヨハネ』は大原美術館本館正面向かって左側に展示されています。 大原美術館オーギュスト・ロダン(1840-1917)『洗礼者ヨハネ』1880ブロンズ 【鑑賞の小ネタ】・「考える人」で有名なロダンの作品・…