番外編:今も元気に浮き上がるマリモ

6年前に筆者の家へやって来たマリモ(過去記事、番外編:浮き上がるマリモ)。今も元気にしています(^.^)

2025年2月撮影 マリモ

6年前と比べて、大きさはあまり変化していないような…。

時々、透明のもやっとしたもの(水カビ?)がマリモに付着することがあります。そんな時は軟らかい歯ブラシでそっと取ってやります。一番困ったのは、黒いべたっとした藻のようなものがへばりついた時でした。原因は何んなのかしばらく分かりませんでしたが、どうやら『富栄養化』の状態にあったと思われます。水の中のリン酸や窒素化合物が過剰に増加して水の中のバランスが崩れたということのようです。

ここからは筆者の考察です。
空気中には目には見えない色んなものが浮遊していますよね。その浮遊物がマリモの器に落ちて栄養過多になったのではないかと。というのも、それまでマリモはお椀のような形状の器に入れていました。しかも蓋なし。浮遊物が入り放題だったというわけです。多分この考察は当たりのような気がして、蓋のある瓶の容器に早速替えてみました。前出の写真の通り、コルクの蓋がある小さな瓶です。
結果は、大正解👍その後、黒いべったりした藻は現れませんでした。そういえばお土産で売られているマリモは蓋つきの小瓶に入れられていますよね。

筆者のマリモの小瓶の蓋は、あえて、コルクにしました。もちろん、コルクの隙間から空気(酸素)が入るようにです。ピッタリとは閉めずに、ちょっとだけずらしたりもしています。

最近の水換え後の様子です👇

小さな泡が見えます。これは二酸化炭素かなと思っていましたが、どうやら酸素のようですね。

水換え直後にもマリモ表面に気泡がつくことがあります。これは水道水に溶けていた酸素が気泡として姿を現したものです。水温が低いほど多くの酸素が水に溶けこんでいますが、マリモの飼育容器内で水温が高くなったことで溶けきれなくなると気泡となります。

AQUALASSICのHP

しばらく熱帯魚水槽のライトのそばに置いていたら👇

1つ浮きました✨光合成しましたね✨(※マリモの光合成については番外編:浮き上がるマリモをご覧ください。) 夜になり、熱帯魚水槽のライトを消す時間になったので、この日浮いたマリモは1つのみとなりました。

   

次の日の朝は2つとも沈んだ状態でした。ちょっと太陽光を当ててやろうと思って窓のそばに置いていたら👇

仲良く2つとも浮いているではありませんか!浮くまでにそんなに時間はかからなかったと思います。太陽光恐るべしです🌞

なんともかわいい✨ あまり長く窓際に置いていたら、水温が上がってしまうので(※マリモの適温は5℃~25℃で35℃を超えると枯れてしまう。)、20分くらいで日光浴終了。

浮いたり沈んだりとまるで動く生き物のようなマリモ。ファンも多いようで、マリモグッズも販売されています。筆者のマリモ小瓶に入れられている砂利は、ミネラル等が含まれているマリモ用の砂利です。また、液体のマリモの餌も筆者は持っていて、時々数滴与えています。あまりやり過ぎると栄養過多になってしまうので注意が必要です。

少し水に流れがあると大きくなるようなので、川魚水槽(水温が低め、常に水槽内はろ過されているので流れあり。)に移そうかなとちょっと思いましたが、とりあえず、このままにしておこうと思います(^.^)