倉敷アイビースクエアの白い睡蓮

過去記事(倉敷アイビースクエアの睡蓮)で紹介しましたが、倉敷アイビースクエア敷地内の池には、見事な睡蓮が大事に植えられています。クロード・モネの庭園→大原美術館→倉敷アイビースクエアと株分けされて現在に至ります。

もう10月なので、花は咲いてないだろうなと思いながらも、早朝見に行ってみました。 

2021年10月4日午前6時30分頃撮影 睡蓮     

白色の睡蓮のつぼみを見つけました! 睡蓮は昼間に咲いて夜にはしぼむ花です。早朝ということで、花は開いていませんでした。午後にもう一度行ってみることにしました。

2021年10月4日午後2時頃撮影 睡蓮

白色の睡蓮が開花していました!

他の色の睡蓮は見当たりませんでした。白色の睡蓮がしぶとく咲いてくれていることに感謝です。でも、なぜ白色の睡蓮の開花期間が長いのでしょうか? 植物の原種には白色の花を咲かせるものが多いような気がするのですが、何か関係があるのでしょうか?

しばらく倉敷アイビースクエアの睡蓮を見た後、美観地区を通って帰宅しました。その帰り道で、狭いスペースにびっしり睡蓮のような葉っぱが水面を覆いつくしているのが目に入りました。地図上のオレンジの矢印の部分です👇

出展:倉敷物語館前の立て看板
岡本直樹「倉敷川畔美観地区鳥瞰絵図」の一部
2021年10月4日午前6時30分頃撮影

はっきり確認できたつぼみは3つでした。こちらも白色の花です。そして午後の様子がこちらです。

2021年10月4日午後2時頃撮影

白色の睡蓮だと思って初めは見ていたのですが、花が倉敷アイビースクエアの睡蓮と比べて一回り小さいような気がしました。でっかい浮草みたいな存在感で、大原美術館や倉敷アイビースクエアの睡蓮とは色々何かと違うような…。

そして思いついたのが未草(ひつじぐさ)です。未草は、ため池や湖沼、水路などに生育します。日本唯一の在来種の睡蓮です。

出典:Wikipedia 未草

未草の名の由来は、未の刻 (午後2時) 頃に花を咲かせるためとされることが多いようですが、午後2時あたりから花が閉じ始めるためというのもありました。そして未草はスイレンの仲間です。花は直径3~7㎝なので、睡蓮より一回り小さい印象ですね。葉の形は、卵円型から楕円形ということです。

睡蓮と未草の区別はなかなか難しいようですが、葉っぱの形が、あのスペースの植物はほぼまん丸だと思うので、やはり、睡蓮なんでしょうね。

ちなみに未草は、地域によっては絶滅危惧種に指定されているようですョ。