ガリ、ガリ、ガリガリ…。
音がするはずのないところから、何か聞こえます。しばらくあまり音がしなかったので、何の音なのかすぐに分かりませんでした。そうですクワガタです!早速、お母さんコクワガタのケースを覗いてみました。
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お母さんコクワは出て来ていませんでした。エサもあまり減っていません。順調に冬眠中のようです。霧吹きをして、蓋を閉じました。
となると、やはり、幼虫の方です。現在2つの菌糸ビン(過去記事、番外編:クワガタの幼虫と菌糸ビン)の中にコクワガタの幼虫が何匹か入っています。
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菌糸ビンは全体的に白色をしているのですが、木の色になっている部分があるのが分かるでしょうか?これは、幼虫が食事をした痕なんです!じっくり見ていくと大抵幼虫を発見することが出来ます。 いました!
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かなり大きく育っています。あまり動きがなかったので心配していましたが、無事でした。幼虫はなぜか入れ物の際の辺りのエサ(クヌギ)を食べることが多く、観察しやすいです。
そして、ガリガリという音の正体は間違いなく幼虫でいいと思います。入れ物の近くのエサを食べるので、アゴが入れ物にあたってしまい、ガリガリと音を出すというわけです。大型のクワガタの幼虫と比べたら小柄なコクワガタの幼虫たちですが、アゴの力は小さくても立派ですね。
ところで、クワガタやカブトムシの体は、いつまで大きくなると思いますか?成虫になった後も、ちょっとくらい大きくなると思ったことはありませんか? クワガタやカブトムシの体の大きさは、幼虫時代に決まってしまうんです。つまり、成虫になったらもう大きくなりません。幼虫の時にしっかり食べて脱皮をしながら大きくなります。幼虫時代はとても大事なんです。
立派な成虫になるために冬も頑張るコクワガタの幼虫たち。いい夏が来れば良いなと思っています(^-^)