だんだん寒くなってきましたね。室内なのでそこまで寒くはならないのですが、そろそろお母さんコクワの冬の準備です。過去記事(番外編:久しぶりに本気でクワガタ飼育)でも書きましたが、コクワガタは越冬するんです。
そもそも越冬を想定して飼育ケースをセットしていたのですが、たくさん卵を産んでくれたので、最初の状態と随分変わってしまいまいた。というわけで、リセットです。
飼育ケースを開けても、すぐには見つかりません。大抵クヌギマットの中に潜っています。 結構深く潜っていました。
一瞬、動かない?!と思って、緊張が走るのですが、まず大丈夫です。というのも、コクワガタのメスの死んだふりは完璧なんです。足を折り曲げて、ちょっと突いても微動だにしません。この演技力は、クワガタの中でもトップクラスではないかと筆者は思っています。
足の欠損もなくピカピカして元気そうです。
では、飼育ケースをリセットします。
まず、成虫用のクヌギマットを敷き、霧吹きで湿らせて、上から固めます。
固めたクヌギマットの上に、固めないそのままのクヌギマットを敷きます。その上に木(今回は市販の「のぼり木」)を置きます。
今回は市販の「のぼり木」を使用しました。100均にもよく売っている「のぼり木」です。ほとんどの「のぼり木」に穴が開けられているので、そこに昆虫ゼリーを流し込みます。越冬中もエサは必要です。時々出てきて食べますので。
これでセット完了です。時々霧吹きをするのを怠ってはいけません。
すぐに動きがありました!
頭隠して尻隠さず状態がしばらく続きました。
ズンズン潜って行きました。気に入ってくれたようです。
ところで、飼育ケースのどの辺りで越冬するのでしょうか?
略図の黒い楕円辺りが、越冬ポジションと考えています。のぼり木の下を越冬ポジションと想定した理由は、木をのけた時よくそこにいるからです。そして、固められたクヌギマットと固められてないクヌギマットの境界についても、同じく、その辺りでよく見かけるからです。多分、硬いものの側が安定するのではないでしょうか? 崩れそうでふわふわしていたら、ゆっくり眠れませんよね。また、越冬中も水分は必要ですので、固い(硬い、堅い)ものの側の方が乾燥しにくいことも関係しているかもしれません。 虫も人も、冬の乾燥に保湿です。
リセットされた飼育ケースの蓋をちょっと開けてみました。
クヌギマットから出てきて食事中でした(^-^)
越冬中も、エサと水分、必要ですね。
※越冬飼育セットについては、飼育者によってこだわりがあり、意見が分かれるところです。数ある中の1つとして読んでいただけると有難いです。