番外編:2020年の「中秋の名月」

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2020年10月1日、昨夜が中秋の名月でした。

2020年10月1日22時撮影 中秋の名月

1回目の撮影1時間後はこちら。

2020年10月1日23時撮影 中秋の名月

過去記事(番外編:ストロベリームーン)の時と同じく、一眼レフカメラで撮影しています。カメラ購入時の付属の望遠レンズで撮影したものです。オートではなくマニュアルモードで頑張っています。天体撮影用の望遠レンズではないのですが、まあまあ撮れるものですね。手振れしないように息を止めてパチリです。

「中秋の名月」と言えば、きれいな満月というイメージだと思うのですが、今回の満月は次の日、10月2日となっています。しかも、中秋の名月の日は、その年によって前後します。

中秋の名月は陰暦(旧暦)の8月15日に当たります。陰暦は月の満ち欠けを基にした暦です。月は、新月(何もない状態)から約15日かけて満月となり、約15日かけて欠けて行き新月に戻ります。陰暦的には、1カ月が約29.5日になり、1年は約354日となります。

現行の太陽暦(地球が太陽の周りを回る周期を基に作られた暦)の1年は365日なので、陰暦と太陽暦でだんだん季節がずれてしまいます。このずれは、「閏月(うるうづき)」を入れて修正します。約3年に1度、13カ月の年が現れるようです。このような陰暦と太陽暦とのずれが、中秋の名月の日のずれに繋がっています。

ちなみに陰暦では、春(1月 2月 3月)、夏(4月 5月 6月)、秋(7月 8月 9月)、冬(10月 11月 12月)となります。中秋とは、秋のど真ん中の8月ということになりますね。

陰暦で 8月15日というのは、秋のど真ん中「中秋」で、しかもその年の8回目の満月の日ということだったんですね。( ※陰暦は月の満ち欠けを基に作った暦なので、15日というと、多少の前後はあるものの、ほぼ満月となります。)

ところで「中秋の名月」だけなぜ「お月見」のならわしがあるのでしょうか?諸説あるようです。だんだん空気も冷たくなり、空も高く感じられ、月もきれいに見えるからという説や、作物の収穫祭と結びついているという説等です。

何れにしても、過ごしやすい気持ちの良い季節なので、ゆっくり空を見上げるのもいいかもしれませんね。

     

  

【追伸】次の日の満月です。十六夜です。

2020年10月2日23時撮影 

左斜め上あたりが、若干膨れたような…。まん丸ですね(^-^)