久しぶりに美観地区を歩きました。改装工事が着々と進んでいるようです。
工事用の囲いも洒落てますね。奥に見えるオレンジの建造物は「有隣荘」です。 旧中国銀行倉敷本町出張所 は 国の有形文化財、市の指定重要文化財に登録されています。 薬師寺主計の設計 で、外壁の大きな円柱やステンドクラスがはめ込まれた窓など、見応えのある外観です。
正面ではなく裏側(南西側)を主に改装工事しているようです。
工事で壁が崩されています。よく見ると、煉瓦がたくさんはめ込まれているのが分かります。建設当時の様子がちょっと垣間見れた感じで、筆者的にはとても興味深いです。工事で壁を崩さなかったら、こうして壁の内部を見ることもなかったでしょうね。
パッと見は石造りの西洋建築なのですが、その構造は、鉄筋コンクリート、石造、煉瓦造、木造が組み合わさった混構造と呼ばれる形式なんだそうです。 美観地区の分かりやすい煉瓦造といえば倉敷アイビースクエアですが、 旧中国銀行倉敷本町出張所 にも煉瓦が使われていたんですね。外観からは全く分かりませんでした。筆者的にはツボです。改装工事が終われば、多分また見えなくなると思うので、 旧中国銀行倉敷本町出張所の煉瓦を見るなら今です。
旧中国銀行倉敷本町出張所 は、大原美術館の新たな展示施設「新児島館(仮称)」として2022年度に開館予定のようです。内装はどんな感じになるのでしょうね。作品の展示と共に楽しみです。
ちょっと足を延ばし、過去記事(美観地区の常夜燈近くの一本の柳)で紹介しました、がんばる柳を見に行きました。
枝が太くなっていました!そして、丁寧に剪定もされていました。根元あたりは崩れていますが、しっかり大事にされていることがよく分かります。柳は今も力強くがんばっています(^-^)