おかしなことが続きました。
間違いなく何かが起きています。確信したのは、これを見た時です。
シジミが自らこんな風に底砂の上に出て来ることはまずないです。何者かにほじくり返されたに違いありません。今までの経験上、 コリドラスがここまで掘り返すことはまずありません。底砂の表面をモシャモシャしている程度ですから。新入りのトランスルーセントグラスキャットはどうでしょうか?ひっそり生活をしているので、これもなしだと思います。 アルジイーターしか考えられません。犯人は絞られました。
倒された流木は、アルジイーターがきっと体当たりしたか、木の下をほじくったかしたのでしょう。浮遊する水草(アヌビアスナナ)は、根元をほじられて、根が底砂から抜けてしまったという感じでしょうか? その様子はまるでラピュタの世界です。
そんな疑惑満載のアルジイーターの今の定位置がここです。
見えるでしょうか? なんと流木の下にいるんです。これだけ掘れるのなら、シジミを掘り返すことくらい何でもないことでしょうね。
しばらくアルジイーターを観察しました。なんと、シジミの上に口を付けて何かやっているではありませんか!食べることはないと信じていたので、ちょっと衝撃的な光景でした。慌てて調べました。アルジイーターが貝類を食べることはまずないとされていたので、少し安心しました。ところが、川魚水槽専門サイトで、ドジョウがシジミを食べたという記述を発見してしまったのです!動揺しました。アルジイーターはドジョウの仲間です。何とも悩ましい…。
とりあえず、アルジイーターのすみかから少しシジミを離すことにしました。
シジミが自分の力で底砂の中に潜ってくれないかなと思いしばらく見ていたのですが、殻を硬く閉じたままで、変化なしでした。このままではまたアルジイーターに吸い付かれてしまうと思い、アルジイーターのすみかからさらに遠ざけて、筆者が底砂の中にそっと埋めてやりました。
底砂に埋めた次の日、少しシジミが顔を出していました。その時、水管も出ていたので、大丈夫そうです。まだアルジイーターには気づかれていない様子です。やれやれです。
それにしても、大暴れのアルジイーターなんですが、なぜか憎めないアルジイーターです。