数日前のことです。深夜にかけて、コクワガタの飼育ケースから音がしていました。これ、メスが産卵木を割る音なんです。次の日、飼育ケースを開けて見てみると、変化ありです!
樹皮が浮いているのが分かりますか?もう少し覗いてみます。
ぐるりと樹皮が剥がされていました!メスが頑張りました。素晴らしい。中の白木部分は、いい感じに朽ちていました。コクワガタのメスは見当たらなかったのですが、多分、産卵木の下側にいるんだろうと思います。あまり刺激して産卵の邪魔をしてはいけません。少し開かせてもらった樹皮を元通り白木に被せ、飼育ケースの蓋を閉じました。
この時、樹皮をあらかじめ剥いた状態でセットすることを思い出しました。久しぶりだったのですっかり忘れていました。ただ、樹皮を剥く剥かないについては意見が分かれるところのようです。あらかじめ剥いておくとメスの負担が軽減されることは確かなのですが、樹皮が無いことで乾燥したり、朽ち木に必要な菌の勢いが弱まったりもするので悩ましいところなんです。ちなみに、朽ち木の繊維質は、幼虫の大事なエサになります。
それにしても、虫の力は強いですね。一夜にして樹皮を剥ききりました。あんなに小さなコクワガタのメスがこれですから、オオクワガタのメスはとてつもない力の持ち主だったということですね。(※過去に飼育経験あり)
過去に飼育していたオオクワガタのオスとメスです。中がほとんど空洞状態になった樹皮の中で、仲良くじっとしているところです。この様子を見る限りでは、樹皮を剥かずにセットするのも、やっぱりありだなと思いました。ちなみに筆者は、クワガタの中ではオオクワガタが一番好きです。賢く、穏やかで、ケンカをするのは必要な時だけです。いいですよねェ。
ということで、コクワガタのメスも順調です。