大原美術館は8月中旬まで休館となりました。館内の絵に思いを馳せながら開館を待ちたいと思います。 夜のライトアップは変わらす美しいですョ。
美観地区内の倉敷川は、そもそも運河だったこともあって、川の流れがほとんどありません。そのため、水面に白壁や樹木が見事に映り込みます。美観地区の夜を撮影する時の1つのポイントだと思います。水面に映る景色は、よく絵画にも描かれますよね。まさに絵になるのです。
過去に撮影したお気に入りの写真をいくつか紹介します。
まるで影絵のような世界観でした。倉敷川を挟んで対面(向こう岸)から撮影しました。中央のオレンジに光る窓は、「日本郷土玩具館」のディスプレイ空間です。この時のディスプレイは、ガラス作家の方が手掛けたものだったと聞いています。とても芸術性の高いもので感動しました。 ※この写真の筆者なりの撮影のポイントは、柳のシルエットと行き交う人の影です!
下から見上げると、「モチモチの木」のようでした。小学校国語で習いますよね。「モチモチの木」の正体はトチの木です。この木は多分、センダンの木だったと思います。また調べておきます。街路灯はガス灯ではありませんが、世界的な照明デザイナー石井幹子プロデュースの街路灯(過去記事「レトロな街路灯」で紹介)で、形状等とても雰囲気があります。また、写真中央の奥に小さく見える木のシルエットも気に入っています。
一本奥に入った路地を撮影していたら、後ろから静かにスッと人力車が通り過ぎました。人力車は美観地区内を軽やかに走っています。路地、白壁、なまこ壁、街路灯、人力車。ザ・美観地区といったところでしょうか。夕暮れと相まって、お気に入りの一枚となりました。