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中央のトンネルは「鶴形山隧道」と呼ばれています。その上に緑青色の屋根の建物が見えます。これが「鶴形山の鐘楼」です。時を告げる鐘「時鐘」として今でも現役で活躍しています。
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かつては町の人々が鐘守人として交替でうち続けていたようです。現在は自動鐘打機が設置されていて、1日7回、6時・9時・12時・15時・17時・18時・21時にその鐘の音を聞くことが出来ます。
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気づきましたか?鐘の図柄をよく見てください。棟方志功によるものです。また、天井の板には見事な龍が見えます。
平成 15 年に棟方志功の生誕 100 年を記念して、倉敷市内にある棟方志功の作品を見ようというツアー がありました。多くの人が参加し見学したとのことです。
残念ながら普段は門に鍵がかけられていて、鐘楼の内部を見学することはできませんが、 倉敷市教育委員会文化財保護課に連絡し、 見学を要望すれば、1人でも2人でも見ることはできるそうです。
ぜひ頑張って見ていただきたいものです。