大原美術館は1930年に開館した日本初の西洋美術を中心とした私立美術館です。その外観はギリシャ神殿風で、とても雰囲気があります。巨大な柱は一見、大理石のようにも見えますが、鉄筋コンクリートで造られています。
屋根の頂上に、何かあります。あれがあることで、グッと引き締まって見えます。小さな仏像のようにも見えるこれは何でしょうか?
アクロテリオンというものでした。アクロテリオンとは、ギリシャ・ローマ建築の破風の頂上と両端に載せられた装飾、または小彫像のことです。アクロテリオンの図柄を色々と調べていくと確かにありました!
そっくりです。このデザインは棕櫚(シュロ)の葉をかたどったものです。ギリシャ神話で棕櫚というと勝利を意味するそうです。
大原美術館は所蔵作品だけでなく、建物も楽しめる美術館だと思います。